2.14番テーブル ページ2
次の日に仕事場に向かう途中、先輩からメッセージが届いた。
そこには、風邪引いたからしばらく店を休む、と。
男性客に対応出来ない私の代わりにいつも対応してくれた先輩が休みなんて自分には地獄。
『今日って本当に先輩休みなんですか？』
店長「そうみたいねー、結構熱あるみたいで」
『そうなんですか』
店長「ちゃんと聞いてるよ、Aちゃんの面倒見てやってくれって」
店長も私を気遣っていつも配慮してくれている。店長も女性なのが唯一の救いなのかも知れない。
今日は休日ということもあっていつもよりお客様が多い日だ。
無論、男性客も。
『え、従業員が3人？』
店長「みんな風邪とかお出掛けだって…」
『私は女性客にしか接客しませんからね』
店長「そ、それで取り敢えず行こう！」
『取り敢えずって何ですか店長！！』
悪夢の始まりはここから。小さい店だからといってもお客様の人数はそれなりに多い。
それに対して店員が3人なんておかしい。初めは女性客のほうばかり接客していたのについに…。
店長「Aちゃんもう無理だ！お願い！14番テーブル行って！」
『え、…14番テーブルって男性客4人じゃないですか！絶対無理です！』
店長「これじゃ間に合わないのよ！給料3倍にするから！ね！？」
『給料…3倍…？』
一瞬でも心が揺れた自分を恥じたい。
一人暮らしを始めた今、金銭状況が壊滅的。
だからって男性と話すの？そんなの無理に決まってる。
でも、まわりで走り回ってる店長を見たら罪悪感が押し寄せてきて。
気づいたら14番テーブルの目の前にいた。
『ご、ごごごごご注文、お伺い、します』
牛沢「…え？ああ、俺ビールで」
フジ「俺もビールでいいかなー」
キヨ「俺も俺も俺も！！ビール！！！」
レト「俺はオレンジジュースで。キヨくん禁酒続ければよかったのに」
一体、何年ぶりだろう。一言ではあるものの男性とコミュニケーションを取った。
目なんて合わせられるわけないからずっと下を向いてて相手の顔は見れない。
『かかかしこま、りまししした』
牛沢「あと、唐揚げも」
レト「焼き鳥も！」
『は、い、、』
注文を聞いて早足であの場から離れる。あぁ怖かった。若い男性が一番苦手。ノリが怖い時期だもん。もう2度と関わりたくない。
店長「Aちゃん、注文された品14番テーブル運んで！」
『！？』
この出来事が無かったら、私は何も変わらないままだった。
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もも(プロフ) - もちもちもちこさん» お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！やっと続編出します！ (2018年2月24日 19時) (
レス) id: 6a5ecf0a40 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ちーちゃんさん» 遅くなってしまってごめんなさい！！やっと続編に行きます(;_;) (2018年2月24日 19時) (レス) id: 6a5ecf0a40 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちもちこ - 続編ないんですか？続きがとても楽しみです！ (2017年10月31日 16時) (レス) id: 3032de0fc2 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - ももさん}いやいや私のこの頭が理解力が低いもんで。すいません。(._.)怒っときます。(._.)ゞﾍﾟｼ ﾒ! はいすいません。なかなか見る暇がなくて久しぶりに来たらいいとこまでいってるじゃないですかぁ~！引き続き頑張って下さいね！応援してます！( *´艸｀) (2017年9月22日 22時) (レス) id: b018cf85ec (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - reiponnさん» とうとうキスしてしまいました…長かったですここまでくるのに…(笑) 恋の力って凄いんですね〜(人事) (2017年8月30日 12時) (レス) id: 6a5ecf0a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2017年7月2日 8時
