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「あ、そういやさあ〜」


夜中に言った通り、ダラダラとベッドの上で過ごし
朝昼兼用のご飯を食べながら海人が口を開く


「何?」

「メンバーがAに会いたいって」


突拍子もない言葉に咳き込んで紅茶を一口飲む


「熱っ…けほ、何?急に」

「昨日流れで元太と松倉が言い始めてさ〜
嫌だったら大丈夫だから無理しないで言って?」


海人が少しだけ眉を下げて私の顔を覗き込んだ


「全然嫌じゃない!
むしろ、いつかは挨拶したいって思ってたから」


微笑むと安心したように海人もにこりと笑う


「よかった、メンバーに伝えとく〜」


私が了承した旨を伝えているのか、
海人がスマホを開き始めた


「でも緊張するな……
膝下丈のスカートとブラウスとか着なきゃかな?」

「ふは!母親に会うやつやんそれ」

「嫌われたくないじゃん!海人の彼女どんな奴〜?
って品定めの目を回避しなきゃ」

「あいつらアホだから純粋に冷やかすだけだよ」

「それくらいがちょうどいい(笑)」

「いつがいいかな?俺らの仕事の都合にもよるけど」


カレンダーアプリを開き2人で画面と睨めっこする

いくつか候補日をあげ、
直近は明日じゃない?となりすぐさまLINEを送る


「言い出しっぺの松松と海斗も来れるっぽい
明日でいい?」

「うん、いいよ!わ〜ご飯何作ろ!」


今日のバイト終わりに買い物して帰ろう

「A」

名前を呼ばれ顔を上げるとにこにこと海人が笑う

「ありがとね。
俺メンバーに紹介できるのめっちゃ嬉しい」

「こちらこそだよ。紹介してくれてありがとう」


わしゃわしゃとキャラメル色の髪の毛を撫でると
すりすりと寄ってくる様子はまるで犬のようだった

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設定タグ:TravisJapan , 宮近海斗 , 中村海人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2021年2月20日 22時

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