夢の中の君は。 (ページ24)

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中村side

「ありがと、頑張る。ん、またね～」

電話を切るとふと視線を感じ顔を上げる

視線の正体はニヤニヤとこちらを見ている
元太とクラだった

「…何」

「楽屋だけどニヤケ止まらんだってよケイ」

「俺たちにもニヤケてもらっていいんですけど？」

この悪戯っ子のような笑みを浮かべたシンメは
こういう時はかなり厄介だと思わずため息をつく

「幸せすぎてため息つく的な？腹立つな～！
俺らも会いたいんですけど～ケイも会いたくない？」

向かいで頬杖をつきながら元太が口を尖らせる

「確かに、海人誰かに会わせたことある？」

「ない、ないけど今日は仕事終わるの遅いから無理」

「流石にそれは分かってるよ！
会わせてよー紹介してよー会いたい！」

おねがーいと松松が手を合わせる

「…聞いてみるよ」

絶対冷やかしとか面倒だろうけど、
いつかはメンバーにも紹介したいと思ってたし。

一緒に住むなら尚更。

やったーと喜ぶ松松を横目にゲームをしようとすると
楽屋のドアが開いた