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その後。2 ページ22
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「当時、知らなかったなら…今は?」
「いま?んー…そうだな、」
白い柔らかな頬を撫でながらそう言うと
頬に触れていた手を掬うように
海斗くんの手に包まれる
私の手を撫でるように滑らせた後、
握った手に海斗くんがそっと口付けた
直後、ゆっくりと目が合い捉えられる
なんとなく恥ずかしさで目を逸らしたいのに
それを許してくれないくらいの熱を帯びた視線
「いまは伝えられると思ってるよ」
「そう、だね」
「自分で聞いといて恥ずかしがんなよ(笑)」
「…うるさい」
赤くなった顔を見られたくなくて思わず抱きつく
「今はこんなことできるし?」
そう言った直後、着ていたパーカーの中に
するすると手が侵入してきて身を捩る
「ちょっ、と!」
「ふは、いーじゃん。しよ」
あの時と同じ少年のような無邪気な
だけどちょっと憂いと色気を帯びた笑顔が作り出す
甘い空気に呑まれていく
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2021年3月7日 21時