･ ページ33
･
『それじゃあなんか1曲弾いちゃう？』
かっちゃんの顔が赤い事を指摘したら爆破されそうだからそこには触れないでおこうと思う。
爆「…別に。」
とか言いながら貴方そこから動く気無いですよね？
もう勝手に弾いちゃえ〜！！
『じゃあ練習付き合って 居てくれるだけでいいから』
そう言うと黙ったままこちらに視線を向けた。
待って、かっちゃんガン見なんですが…？
前の世界で歌ってたって言っても画面越しだし…
しかも好きな人…謎の緊張感…
2分前の自分。考え直せ。
爆「…」
推しの無言の圧力が怖いです。
求む推しからの優しい眼差し。
すぅ＿＿＿＿
＿＿＿＿
爆豪side
＿＿＿＿♪ ＿＿♪ ＿＿＿＿＿♪
いつもずっと笑っているのに
歌う時は真剣な此奴に酷く目を惹かれた。
Aに出会ってから俺らしくねぇ事ばっかだ。
何故か分からないが、此奴の荷物を半分野郎が持った時胸糞悪い感覚に襲われた。
やっぱりアイツはいけ好かねぇ。
半分野郎の事を様呼びする此奴も
荷物を持たれて少し照れた顔もすげぇむしゃくしゃする。
あれだけ好き好き言っといて他の奴にも照れんのかよ。お前は俺だけ見てればいいだろ。
ドス黒い感情が襲ってきた時
俺は何故か荷物を奪っていた。
奪った後Aの顔を見た時、他の奴にしない
照れたような嬉しそうな顔を見ててつもない優越感に浸れた。
出会って数日。
この感情にまだ名前を付けたくない。
これはただの俺のエゴだ。
でも、今こんなにこのバカから目が離せない俺はどう説明すればいいのか。
ここ2日うるさいくらい言われ続けた“ 好き ”の2文字がしっくり来てしまうのは全部此奴の。Aのせいだ。
『どう…？』
不安そうにギターを抱きしめながら聞いてくるA
ベッドと床だから必然的に上目遣いになる。
不覚にも可愛いと思ってしまった。
自覚したらもう終わりだ。認めてしまえば楽なのに。
たった数日で絆される事が納得出来ねぇ。
『かっちゃん？』
爆「…悪くねぇ。」
『ほんと？やった』((ﾆｺｯ
ちょっと褒めただけでこの笑顔。
この顔をずっと見ていたいと思う時点で
やっぱり自覚するしかないのかもしれない。
俺も好きだと伝えたら此奴はどんな顔をするんだろう。そんな事を考えながら再度鳴り始めた音色に耳を傾けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤ - この作品、マジでほんとに大好きです！！！続き、すんごい楽しみにしてます！！！！！ (2022年10月24日 16時) (
レス) id: c555940fbc (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年5月16日 22時) (レス) @page45 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ももは - メッチャ面白かったです(*´ω`*)更新楽しみにしてますねっ！！ (2022年4月23日 10時) (レス) @page44 id: 563d44d02c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫 | 作成日時：2022年3月26日 15時
