つかさくんの彼女さん【柚木司】其の二

ななじゅうきゅう ページ32

司「ﾁﾗｯ」
ミ「説明僕？！」
ミ「…実は“空気先輩の提案”でですね」
桜「強調したわね」
ミ「さいきんA先輩つかさくんに構ってなかったでしょ？」
「…うん」
ミ「そこであの空気先輩が押してダメなら引いてみろ作戦して見たらって言って…」
「…なるほどぉ？」
「ふーん、ハイハイハイハイ…」
「…つかさごめん」
司「いーよー」
「あとちょこーっと用事出来たから今。行っていい？」
司「いーよー」
ミ「(あれこれ空気先輩)」
桜「…(御愁傷様夏彦)」






「どこだーっ！」
夏「うぉっ」
「！いたぞ！此処で会ったが百年目！貴様をころ」
夏「何故？！」
「つかさ！」
夏「…あー、あれかぁ…」
夏「これで許して」
「…？〈夏の魔物〉…？何それ」
夏「これはご都合道具さ」
「は？ご都合道具？」
夏「そう。」
夏「チビにこいつの目を向けてこのボタンを押す。」
夏「そしたら良いことが起きるぜ！」
「ほぇー、やってみよ！」
夏「(あの時Aは授業でいなかったから性転換のこと知らないはず！多分！)」







ｶﾞﾁｬ
夏「ただいまー！」
ミ「あれ？無事…」
「つかさー！」
司「なにぃー？」
「えいっ☆」
ｶｯ
桜「…それ…」
ミ「え？！何これ？！」
もくもく…
ﾎﾟﾝｯ
「「…女子……？」」
司「あ〜…」
桜「…それ、性転換するご都合道具なのよ」
「……夏彦先輩」
夏「ｷﾞｸｯ」
「「「(やっぱお前か)」」」
「最高！」
「「「「ん？？」」」」
司「よし、取り敢えずナツヒコころそう」
「待って！ｸﾞｲｯ」
司「ぐえっ」
「髪の毛貸して！」
司「へ？…ど、どうぞ？」





「ばーん！編み込み！つかさはツインテ似合うし」
「…うん、編み込みツインテ最高」
「着替えも似合ってるゥ」
司「おぉ〜」
ミ「つかさくんもちゃっかり乗り気」
「花子に見せにいこ！」
司「うん！」
桜「あ、これ埋めてきてくれない？」
「「夏の魔物…」」
「いいよー」
ミ「行ってらっしゃい」
司「行ってきまーす」
ﾊﾟﾀﾝ
夏「何故か助かった」
ミ「よかったじゃん」






ﾀﾀﾀﾀｯ
花「ん？」
光「どうした？」
花「足音が…」
寧「へ？」
ﾄﾞｶｧﾝｯ!
「「「？！？！」」」
花「なんです…か？え？」
司「！あまねー！」
花「わっ…つかさ？！」
「え、分かるの？」
花「ナルミヤも…」
寧「あ、つかさくんだ！」
光「え、あホントだ」
「「なんで分かるの？」」
花「実は前に俺が夏の魔物ってやつで女になって…」
「「…」」
「「成程」」

はちじゅう→←ななじゅうはち

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す