つかさくんの彼女さん【柚木司】其の二

ろくじゅう ページ13

「…怪異になりたい」
花「………は？」
「怪異に、…なりたい」
花「…ｯあんたはホントに物騒な願いばっかだ！」
「そう？ありがとう」
花「褒めてないんだけどネ！」
花「つかさは？」
「あっちいるよ」
「で、花子。代償はいくらでも払う。」
「…お願い」
花「俺そう言う頼み方弱いんだけど…」
花「…しょうがない。元助手の為さ。」
花「いいよ。叶えてあげる」
「！」
花「いやでも…怪異の心臓食せる？」
「いけるいける」
花「こぇぇぇ」
「…あ、代償は前払いでお願い」
花「いいよ」
花「…代償…いのちとか？」
「…」
「？？？」
花「いらないんでしょ？」
「いや…そう言うわけじゃ」
花「へーぇ？違うんだ」
花「…まぁいいや。じゃあちょっと負けてあげる」
花「キミでどう？」
「…？何が違うの？」
花「へー、大分違うと思うけど。」
花「ナルミヤって鈍感なの？？」
「いや、別に」
花「ま、負けられてナルミヤってところかな。」
「んまぁいいよ。」
花「やっりぃ！」
花「これで…＿＿」
？「…」
ｷﾞｭｯ
「？！」
花「え」
？「……だめ」
司「Aは俺の」
「「つかさ？」」
司「Aの願いは俺が私的に叶えるから。」
司「あまねはだめ」
「？？？うん…？」
花「…ﾁｯだめかぁ…」
花「じゃ今の話丸ごとナシで！」
花「ばいばい」
「あ、うん。バイバイ」
司「…ばいばい」




司「取り返してきた」
「なんか知らんけど取り返された」
桜「おかえり」
司「…A」
「ん？」
司「ほんっとに言ってる？」
「んん」
司「ホントに怪異になりたいの？」
「うん」
司「怪異食べてもいいの？」
「うん」
司「…」
司「分かった。じゃ行こう」
「やったっ！」
「「「…」」」




「グッロ」
司「心臓だから」
「焼き鳥にしようよこれ」
司「無理じゃないの普通に」
「そっかぁ」
「いただきまーす」
司「軽」
「…まっず」
司「心臓(生)だからね」
「はいごちそうさま」
司「はいよろしい」
「これ…怪異になったの？」
司「…うん、…」
「そんなにいや？」
司「うん。」
「…」
「大丈夫大丈夫。ホラ、戻ろ」
司「…うん」



夏「あ、おかえりー」
夏「美味しかった？」
「不味いに決まってる」
ミ「だよね、あれは不味い」
桜「経験者は語る」
「なお片方は半分強制」
司「笑」
ミ「元凶つかさくん…」

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