ろく ページ8
授業にて
そろそろ勿怪が来てもおかしく無いけどなぁ
m「八尋さん、教科書15ページ、1段落目から朗読」
寧「あ、はいっ!」
急いで立ち上がる寧々
机の上から教科書を取ろうとして…
寧「あれ?」
「…!」
教科書も、筆箱も、寧々のドクロのブローチも消えていた
「……ふ、w」
葵「それって…ようせいさんが出たんじゃ無い?」
寧「ようせいさん?」
「ようせいさんって?」
葵「知らない?最近流行ってる噂でね!」
ようせいさん
注意深く扱っていたはずのモノを、失くなってしまったり。
いつもあるモノが、必要な時に限って失くなってしまうことありませんか?
それはきっと”ようせいさん”の仕業。
でも決してその姿を、見てはいけません。
命まで、盗られてしまうのです…
葵「って言うの!ただの噂なんだけどね!」
寧「なぁんだ」
「でも最近…」
m「あれ?俺の弁当箱しらね?」
m「なぁに、お弁当箱無くしたの?」
「流行ってるよね、なくしもの。」
m「やぁだ、先輩から借りたスポーツタオルがない」
茜「誰だ僕のハニ太郎盗んだやつ!!」
檸「ハニ太郎ってなんだよ」
茜「ハニワ」
「(はにわ…????)」
葵「案外ホントに居たりして♡」
寧「まさかぁ」
m「おい!大変だぞ!」
m「ロッカーの扉がない!」
m「誰がこんなことを…」
「(勿怪すげぇ…)」
不意に葵になにかがぶつかった。
と言っても私は目視出来たけど。
勿怪だな、あれは。
葵「きゃっ」
葵が持っていたジョウロが宙に舞う。
寧「え」
寧々の頭から思いっきり水がぶっかかった。
葵「ごめんねっ、直ぐに拭くものを持って……」
「、あれ、今寧々って…」
たしか…
人魚の鱗の呪いの効果が…
寧「△◎×●□※!!!」
「「ね、 寧々/寧々ちゃん ??」」
「あれま…追いかけてくるね〜」
葵「うん、ありがとう」
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作者名:雨和 | 作成日時:2023年12月15日 16時