さんじゃうはち ページ40
寧「だけどまさかあかねくんが七不思議だったなんて…」
光「てめぇやりすぎなんだよ!」
花「ちゃんと助けるつもりだったって!見当違いだったらだけど」
光「いつから気づいてたんだ?」
花「ちょっと前に俺をヤシロからひっぺがしたでしょ?ただの勢いじゃあんなこと出来ないからな」
光「なるほど」
「やるやん」
寧「でも、全然気づかなかった。普通の子だと思ってたのに⋯」
茜「君がそれ言うかな」
寧「ドキッ」
茜「八尋さんも僕と同じ被害者だったとはね」
寧「被害者?」
茜「そいつに騙されて契約だかなんだかさせられたんでしょ?」
花「俺?」
茜「僕もそうだった」
あれは入学式の日_____
茜「あおちゃん好きです。付き合って!」
葵「ん〜2点」
茜「に、にて」
葵「だって茜くんったら入学式っていう特別な日なのにいつもと変わらないんだもん」
茜「うーん」
葵「もっと頑張って私の事ドキドキさせてみて。そうしたら考えてあげる♡」
茜「!!?」
カチカコチカチコチ
バラッ…
「「!!」」
止まれ
止まれ
止まれ
____止まれ!!
?「さて少年。時を操る力が欲しいかね?」
茜「力が欲しいかね?⋯じゃねーよ!!」
「「「「ビクッ」」」」
茜「あとから知ったんとけどさぁ。そもそも全部アイツ時計守の仕込みだったらしいんだよね。自作自演か!!まんまと嵌められたわクソー!」
「「「「…ガタガタ」」」」
茜「そして僕はこの時計を手に入れたってわけ」
茜「使用回数は一日三回この学園の中でだけ僕は時間を止めることができる」
茜「といっても5分が限界だから大層なことは出来ないけど…」
花「代わりに君は一番と縁を結んで怪異になった?」
茜「そう。契約期間は六年間。つまり卒業まで」
茜「七不思議の一番として時計守の他二人にこき使われてるってわけ」
「七不思議って人間に掃除させるの好きなのかな」
花「違うから」
茜「見た目は多少変わるけど八尋さんと同じだよ」
茜「僕はこの時計以外普通の人間だし」
茜「にしても人魚の鱗を飲んだってすごいね!八尋さんってマゾ?」
寧「うっ」
「あれ目から塩水が」
花「あ、この人二回飲んでるわ」
茜「やば」
「引かないで蒼井」
光「俺はロックだと思います!」
「「全く嬉しくないけどありがとう」」
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作者名:雨和 | 作成日時:2023年12月15日 16時