さんじゅうに ページ34
寧「いやあっ、何この椅子どうなってるの?!」
寧「外して!」
桜「本当はこんなこと気が進まないのよ、できれば助けてあげたい」
桜「だけどこの子には逆らえないから、ごめんなさいね」
「逆らおうとしないでよね」
桜「分かってるわ」
司「俺とあまねって真逆なんだよねぇ、わかりやすく言うとーライバル?シュクテキ?」
司「まぁいっか、とにかく、君にはここで消えてもらうね」
ズブズブ
寧「やだっ」
寧「何これ部屋が沈んで…」
桜「最期に話ができて良かったわ、さようなら」
司「ばいばーい!!」
「じゃーね。」
「あっ」
「つかさに塩水ぶっ掛けたの見たからね。」
寧「ッッ!」
「…ニコッ」
桜「まだ根に持ってたの?」
「当たり前よ」
司「フーン?w」
「取り敢えずつかさはこっち見ないで」
司「ww」
花「物の時間が一気に進んだ?」
寧「そうなの!三限目までは普通だったのに生物室から戻ってきたら教室がおかしくなってて」
寧「机はボロボロ、窓ガラスは割れてる」
寧「それにみんなの持ち物も大変なことになってて…」
寧「私と葵…あとAちゃんは机だけはなんともなかったんだけど…」
花「時間、時間か…」
光「花子ーーーーーーーッッ!」
「花子〜」
寧「光くん」
寧「…と、Aちゃん…」
「あれ?寧々じゃーん」
寧「ッ…」
「「……」」
「?話の続きは?」
花「…そう、だね」
寧「光くんここ女子トイレなのよ一応ね」
花「…」
ガッ
花「わう」
光「大変だ!ウチの組の佐藤と横尾が!」
花「おおおおお」
寧「もしかして光くんの方でも何かあったの?」
光「先輩…そうなんです」
光「あいつら…あいつら…」
光「爺さんになっちまったんですーーーー!」
「声でけー」
光「四限の授業終わりにはもうこんな姿に…」
光「許せねぇ…あいつらまだ14だったのに!」
「意外と楽しそう」
花「やべー」
寧「不審者が教室に悪戯したんだ…って先生はいってたけど、これってやっぱり」
花「うん、怪異の仕業だねー」
光「佐藤ーー!横尾ーー!」
花「境界広しと言えど、こんなことができる怪異はそう多くない」
「十中八九七不思議が絡んでるねぇ」
光「!」
寧「七不思議…」
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作者名:雨和 | 作成日時:2023年12月15日 16時