じゅうよん ページ16
光「輝兄っ!」
「かいちょ、!」
輝「光はまだまだ未熟なんだから…余計なことは何も考えなくて良いんだよ」
輝「成宮さんもまだ大丈夫なんだから」
「…」
光「…大丈夫…?」
輝「昨日ぶりだね、七不思議元気そうで何より」
花「ッ、白状だ…」
バチッ
花「?!」
輝「杖代は呼ばせないよ、加勢されるとちょっと面倒だからね」
花「…」
輝「怖い顔だなぁ」
輝「どんなに取り繕ったて君らの本性は結局ソレだ」
輝「ほんの些細なきっかけひとつで途端に不安定になって聖者に害を及ばす厄介な死霊、利己的で凶暴で、人の命を奪ったくせに、自分の死は受け入れられずにいつまでも此岸にしがみついてる」
輝「そういうの…」
輝「見苦しいんだよ」
バチッ
花「!」
花「わっ」
「ッ花子ッ!」
花「ぇ」
バリバリバリッッ!!!
花「あああ?!」
光「花子ッ…!輝兄…!」
光「……っ」
「?」
光「…」
「…みなもとこうはい…?」
輝「もう諦めなよ、何年も此岸に居たんだろ?」
輝「君はもうそろそろ罰を受けるべきだ」
「…!こうはいっ」
花「は…はははは」
花「罰?」
輝「何?」
花「生きてる奴はみんなそうだ、死ぬことが…消えることが…一番の償いになると思ってる」
花「ヒトゴロシの存在ひとつっきりで償えるものなんて何もないのに」
花「だったら消滅なんてタダの救いだ」
花「俺にはまだ…ここでやらなきゃならないことがある!」
「…ニヤッ」
よく言った花子
…しゃーなし、私もいっちょやってやるかぁ
「こーはい♡」
光「ぇ、な…」
数珠をといて誘導する
これが私の仕事
輝「そう…君は君で事情があるんだね。」
輝「でもどうでもいいんだよね。そういうの。君は危険な怪異だ。だから祓う。それだけ」
輝「おわりだ」
間一髪?
やるやん
花「しょ……」
輝「光達どうして……いつの間に拘束を」
光「うらあああッ」
突撃して押し倒す後輩
あらやだだいたーん♡((((((
輝「・・・光。血が出てる」
光「バカにすんじゃねー!!オレは弱いし!輝兄よりかバカだけど!何も考えなくていいなんてウソだ!!そんくらい分かる!」
「クス」
光「…オレは確かにコイツのこと何も知らないで、いいとか悪いとかテキトーに決めて全然…ダメだったと思う。でも怪異だから危ないからって全部祓っちまうってのは、なんか…違ぇんじゃねーかって…」
そーだね。
心の中で相槌打ちながら会話を聞く。
大丈夫か花子…
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作者名:雨和 | 作成日時:2023年12月15日 16時