じゅうさん ページ15
「祓い屋の青年」の続きから
花「ゴカイだよ、勿怪が持っていっちゃったんだ」
花「ヤシロに噂は変えてもらったけど…どうにも手癖の悪さは直らなくてね、だから貴重品っぽい物はこうして俺が集めて定期的に持ち主に返してるってわけ」
花「勿怪は盗った物を色んな所に隠す習性があるから色々探したよ」
も「すまぬ」
も「しかしぬすみはたのしい」
も「やめられぬ」
も「Aにもちゅういされている」
も「だからAにぬすみをふきょうする」
光「お前らなぁ…注意されてんならやめろよ…」
花「まぁ元々そういう性質の怪異なんだ、多目に見てやってよ、あとナルミヤが注意してるなんて意外…」
光「…御愁傷様」
「はーなこくん♡」
花「ｱ」
ちょっと割愛(((
光「…いるよな」
花「え？」
「？」
光「いい怪異だっているよな！」
光「決めた!やっぱオレはお前を祓わねぇ！」
花「…なんで？俺のコトヒトゴロシの悪霊だって言ってたじゃん、」
「うんうん」
光「あれは…なんも知らねーで適当言って悪かったよ」
「…ぇ？」
光「お前にだって色々理由があったんだろ？」
花「理由…」
「…」
光「だからさ！これからは協力…」
花「ねぇ少年」
花「一体どんな理由があれば人を殺しても許されるんだと思う」
光「へ？」
ﾄﾞﾝｯ
「花子ｯ！」
光「うおっ」
光「てめなにす、」
「？！」
花「今俺がここで少年を殺しても、」
花「何か…すごく特別な理由があれば、許されるかな？」
「はっ、花子っ？」
近寄ろうとしたら杖代に止められた
邪魔ｯ…
光「花子…？」
？「そこまでだ」
ﾊﾞﾁｯ
「？！」
花「がっ…」
光「！」
花「ああ゛あ゛？！」
「ｯｯ！！」
光「花子！」
？「珍しくお前が授業を抜けたらなんかするから何かと思えば…」
輝「光」
輝「どうだった？」
光「輝兄…」
輝「僕の言ったことは正しかっただろ」
「…」
輝「そいつは危険な怪異だ 今 ここで祓う」
輝「だからそこを退きなさい」
光「い、いやだ…」
「み、源後輩ｯ」
急いで源後輩に駆け寄る
後輩の横に立つと後輩も雷霆杖を構えていた
輝「…やれやれ」
輝「残念だよ」
「「！」」
光「なっ…」
「きゃっ」
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作者名：雨和 | 作成日時：2023年12月15日 16時
