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モモタロス｢ううっ…うう〜っ！！｣
食堂車両から出た瞬間声を上げて泣いたモモタロス
誰よりも仲間思いで涙脆いが
みんなの前では決して弱さを見せないところが彼らしい
モモタロス｢ん？｣
そんなモモタロスは自分の他にも
誰かがこの場所にいることに気がつきふと横を見た
そこにいたのは─
モモタロス｢んなっ…なんだおめぇら…｣
モモタロス｢こんなとこで泣いてたのかよ！｣
2人で座って泣いているハナとAの姿が
なるべく弱さを見せたくないのはこの2人も同じか
ハナは慌てて涙を拭くが
Aはポロポロと綺麗な涙を流しっぱなし
普段強気な2人が泣いてるのを見ると
流石のモモタロスもどうしたらいいのか分からなくなる
Aが泣いた時がそうだった
ハナ｢何言ってんのよ…アンタこそ！｣
A｢モモタロスこそ泣いてたじゃない！｣
突然現れたモモタロスに驚きながらも
すぐにいつもの調子でムキになるハナとA
モモタロス｢馬鹿言ってんじゃねぇ！！｣
自分が泣いていたことを全力で否定するモモタロス
そしてしばらく考えたあと
モモタロス｢みんなに言っちゃおー｣
ハナ｢あ！ちょっと待ちなさい！！｣
ハナとAが泣いていたと言いふらしに
食堂車両へと戻っていった
モモタロス｢おーい！！ハナクソ女とAがそこで泣いて…｣
ハナ｢モモ！！｣
ノリノリで盛り上がる食堂車両にいるみんなに
堂々と言いふらそうと考えたモモタロスが悪かった
案の定ハナに殴られ
吹き飛んだかと思えば…
モモタロス｢テメェら見てないで助けろ！！｣
デンライナーの壁を突き破りついにデンライナーの外に
だがなんとか突き破られた壁をしっかり掴んでいる
リュウタロス｢あははーっ！！｣
モモタロス｢笑ってんじゃねぇこの野郎！！｣
それでも結局力尽きたのか
デンライナーを飛び出し
外へと吹き飛ばされたモモタロスなのであった
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作者名：ぽちゃた | 作成日時：2022年2月6日 16時
