今と未来、僕と君 11 (ページ31)

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A｢(反応からして良太郎の意志じゃない…ますます嫌な予感がする)｣

A｢もう…無理！！｣

イマジンの力にはやっぱり変身しないと敵わない

Aにもとうとう限界が来たのかロッドを落とし絶体絶命の危機

そんな時良太郎の体にモモタロスが飛び込んだ

モモタロス｢なんだ、ちゃんと入れるじゃねぇか｣

どうやらモモタロスは跳ね返されないようで

変身し飛びかかってくるイマジンに

モモタロス｢くらえ！！｣

蹴りを決め

バランスを崩しながらもポーズを決め

モモタロス「俺、参上！！」

いつも通りの決めゼリフを口にした

キンタロスはともかく、ウラタロスはフォームチェンジすらできないほどすぐ追い出されていたのに

モモタロスは普通に取り憑いて、普通に変身し、普通に攻撃が出来ている

キンタロス｢なんでや｣

ウラタロス｢センパイだけ入れるって…｣

そんなモモタロスを見ては

ウラタロスたちは疑問に思った

なぜモモタロスだけが良太郎の体に入って

いつも通りの戦闘が可能なのだろうか

リュウタロス｢だからさ、沈んでるんだよ〜｣

デンライナーでただ1人変身することなく待機していたリュウタロスは相変わらず気だるそうで

ウラタロス｢あ…！｣

ふとリュウタロスの足に目をやると

消滅しかけたジークのような現象が起きていた

それに気がついたウラタロスとキンタロスがすぐに自分の足に目を落とすと

キンタロス｢おぉ…｣

ウラタロスとキンタロスにも同じ現象が起きていた

もしかして…オーナーが言っていたことは、こういうことなのだろうか

何故こうなってしまったのか心当たりはない

一方のモモタロスは全く問題なく戦えている

不調というわけでもなく、いつも通りかそれ以上。

モモタロス｢A、ハナクソ女下がってな！｣

A｢うん…！｣

なぜあの2人が跳ね返されてしまったのか

心の底から不思議に思いつつも

Aとハナは戦いの場から離れ

モモタロス｢俺の必殺技、パート5｣

そしてモモタロスはいつもと変わらず必殺技を決めようとしていた

モモタロスだけが普通で

ウラタロスたちは跳ね返される不思議

一体何が原因でこんな事が起こっているのだろうか