今と未来、僕と君 11 (ページ28)

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ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎページ28

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ナオミ「よし…！」

デンライナーの車内で

2人分の綿あめを作っていたナオミ

どうして綿あめを作っているのかと言うと…

ナオミ｢はい！どーぞ！｣

ハナ｢ありがとう！｣

A｢綿あめだ…！！｣

牙王との戦いが終わり、デンライナー食堂車両内ではプチ夏祭りのようなものが開催されているからだ

わたあめだけでなく、たこ焼きや輪投げなど色んなものがあり車内はいつにも増して賑やか

ハナ｢そういう事だったんだ、侑斗が良太郎を何度も過去に連れていった理由｣

ピンクの綿あめ片手に

たこ焼き器でたこ焼きを作る良太郎に

ハナが話しかけた。

良太郎｢うん、牙王と戦うためだったんだ全然覚えてなかったからびっくりしたけど｣

オーナー｢びっくりで済めば…いいんですがねぇ｣

すると突然2人の話を聞いていたのか

横の席でオーナーが意味深な言葉を口にした

オーナー｢イマジンとの繋がりは案外デリケートですからああいう無茶はあまりいいことでは……｣

なぜだかオーナーのその話が

いつにも増して、意味ありげに聞こえて

ただ事じゃないと何故か心の中がざわつく

話の続きを待っていると

旗が倒れいつも通りのリアクションをするオーナー

だがすぐに気を取り直して話を続ける

オーナー｢これは”時間との勝負”…新たなステージが…｣

嫌な予感がする

理由はこれだ、と明確には分からないが

なんだか胸騒ぎがして落ち着かない

イマジンとの繋がりはデリケート

これはジークの時に味わったことだ

あの時のとても言葉では言い表せない気持ちが再び訪れるとでも言うのだろうか

ﾓﾓ｢何言ってんだおっさん｣

意味深な言葉を残し

食堂車両内を出ていったオーナーを見て

モモタロスがぽつりと呟いた

ﾓﾓ｢よし、もういっぺんだ！｣

そして再び

モモタロスが輪投げを投げようとした時

良太郎「うわぁああ！！」

突然良太郎が大きな声を出して立ち上がった

隣に座ってたAも思わずビクッと跳ね上がる

良太郎｢忘れてた、宝石泥棒のこと…｣

良太郎｢侑斗が言ってたんだけどもう1人の方にもイマジン憑いてるって…！｣

A「あ！！」