過保護の極み (紫) 2。

( 58 ) ページ8

_________________________________




バイトもしてないし、俺と住んでるから実家からの仕送りも

そんなにないと思って毎日送るようにしてたのに。

うーん、明日は何届くようにしよ。





崇裕「 そや。学校はどないや？ 」


『 やっと授業の感じに慣れてきたかなあ。
あ、健康診断あって、身長伸びててん！５ミリ。 』


崇裕「 5ミリて。( 笑 ) 」


『 なによ、笑わんとって！真剣！ 』




ほっぺたぷくーって膨らませてるAが思い浮かんで

にやにやしてまう。あー、電話でも可愛い。






『 おにい。 』


崇裕「 ん？どした？ 」


『 もうすぐやな、デビュー。 』


崇裕「 せやな。楽しみやな〜〜！ 」







音楽番組の収録やら、取材やら

いろんなことにバタバタとしてたら

気づけばデビューはすぐ目の前。







『 出る番組全部録画しとくわな！ 』


崇裕「 え〜〜、、なんか照れる。 」


『 なんでやねん ( 笑 ) 』


崇裕「 へへっ。( 笑 ) 」





桐山「 濱ちゃん、 飯行ってミーティングやで！飯！！ 」

崇裕「 おん、わかった！いくわ〜 」




『 しっかり食べてきてや〜〜。 』


崇裕「 あ、聞こえてた？( 笑 ) 」


『 あっくんの声でかいねん ( 笑 ) 』


崇裕「 ほんまやな。( 笑 ) ほなまた連絡するわな！
戸締り必ず！インターホン鳴ってもすぐにでない！ 」


『 もーわかってるって！ 大丈夫、ご飯行ってらっしゃい！ 』







名残惜しいとかなんもなく、

ブチんと電話切られた。悲しみ。



A言い忘れた。
身体には気をつけてね!



はい好き。もう好き。なにもう、好き。

にいちゃん、頑張るからな！









.

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←( 57 )

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す