過保護の極み (紫) 2。

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「 なあ、髪の毛跳ねてない？大丈夫？ 」


崇裕「 どんなAも可愛いっていうてるやろ？ 」


「 まって、今そんなん求めてないから！ 」









あれからすぐに、寮の手続きは取り消して、

軽い引っ越しをつい先日終えて、もう4月。









「 入学式やで？ パシッと決めていかな！ 」







そう、今日は入学式。







崇裕「 なっっんで、朝から今日仕事やねん〜〜！ 」


「 もうすぐデビューなんやから、当たり前やん！
あああっ！あかん！もう出な遅刻なる〜〜！！ 」


崇裕「 まっって！写メ！写メを！！ 」


「 待たへん！ 」


崇裕「 お願いお願いお願いお願い！一生のお願い！ 」









お願いしすぎていつも以上に肩がなくなってる。

なんちゅう兄やねん。( 笑 )









「 帰ってからでもええかなって思っただけ。
わたしもおにいと写メ撮りたかったもん。 」


崇裕「 うぇっ！？ 一緒に撮ってくれるん！？ 」


「 え、撮ってくれへんの？ 」


崇裕「 いやいや！撮るっ！！ 」





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崇裕「 んふ、可愛い。 」


「 後でちゃんと送ってね？ 」


崇裕「 もちろん！ んへっ、ありがと。 」









スマホ見ながらニヤニヤしてるおにいは

少し気持ち悪いけど、少し可愛い。



わたしもだいぶ、ブラコンかな。( 笑 )





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