満点星3

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iw side




今日からライブのリハも大詰め




久しぶりライブで少し緊張してるのかもしれない




今日は衣装の最終調整




俺は最後の役目を果たさなきゃいけない





｢すいません、衣装の打ち合わせ僕も参加していいですか？｣



スタッフ｢いいけど、なんかあった？？｣




｢いや、ちょっと相談がありまして…｣









衣装の打ち合わせも無事終わり全員でリハを始める





fk｢ひっさしぶりに体がきついわ…｣




ru｢歳とった証拠だね｣




fk｢まだ20代だわ！｣




ab｢ふっか腰には気を付けてよね｣




fk｢わーってるよ｣




1年前には想像してなかった






ほんとに8人で活動しなきゃいけない時がくるなんて





でもみんなちゃんと前向いてる





若干1名除いて







｢翔太｣




nb｢…ん？｣





｢ちょっと俺と話そうよ｣





nb｢いいけど…｣









｢ちゃんと飯食ってんの？｣



nb｢なんだよいきなり…｣




｢また痩せてる｣




nb｢大丈夫｣




｢…そ｣






nb｢……なあ照｣




｢ん？｣




nb｢…覚悟ってなんなんだろうな


もうとっくに覚悟なんてしてたつもりなんだけどさ



いきなり今になって怖くなってさ



こんなにも早く身近な人間がもうすぐ死ぬなんて思いもしなかった



…しかもそれが涼太なんてさ｣







｢…前舘さんが言ってたよ


病気になったのもこれが俺の人生だって


病気になったからって俺の人生全部悪いことだけじゃなかったって…


人の温かさに気付けたって


俺の人生、笑って終わりたいって言ってた｣






nb｢……ッ｣




｢だからさ笑ってあげたいんだよね

泣き顔なんて見せたくねえじゃん


……だから泣くなら俺たちの前だけにしろよ｣





nb｢……うるせえ｣





｢これも俺たちの人生だよ

笑ってあげような

最期まで｣




nb｢…ん｣






空がすごく綺麗だった




雲ひとつない晴天





それはまるで俺たちの心を表してるかのようで






笑ってくれてる気がした

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