445 ページ45
翔side
1年生を全員診おわったタイミングで
ちょうどお昼休み
一旦手を洗って
和の様子を見に行こうと思ったら
保健室の扉が控え目に開いた
潤『失礼しまーす…』
『あ、松潤』
潤『和どう？一応お弁当持ってきたんだけど…』
『おーありがとね。ちょっと寝てるみたいだから診察するついでに起こしちゃおうかな…』
カーテンを開けると
和は横向きで布団をかぶって丸くなっている
『熱また上がったかもな…』
頬っぺたが赤くなってて
おでこに貼ってある冷えピタもぬるくなってる
首に手を当てたり
喉を少し触ってたら
和『んぅ…ん？』
潤『あ、おきた。笑』
触られてるのが嫌なのか
寝ぼけたまま
やめて…って俺の手は押し返された。笑
『和、お昼だよ。ちょっと胸の音聞かせてね。終わったら一緒にご飯食べよう？』
和『いぃ、、』
『よくないから、笑。シャツの前開けるね、』
眠いんだろうし、体もだるくて少しご機嫌斜めだけど
まあ、このくらいならカワイイもんだよ。笑
怒らない、って約束したから
優しく宥めつつ
聴診器を胸に当てた
体は熱でポカポカだし
目もうるうるしてて
和『…んぅ、、ん"んっ、』
痰が絡むのか時々喉を鳴らす
『和、痰出せるなら出さないともっと苦しいよ？』
少し起き上がらせて
背中をさすってやったけど
和『…んんぅ、、ねるから…』
怠さもあるのか
支えてないとそのまま倒れそう
『はいはい。笑。あと2時間もあれば帰れるからそれまで待っててな、』
このグダリ加減だと
お昼も入らなさそうだし
今は寝かせてあげようかな、と思って
俺は松潤と保健室のテーブルでお弁当を広げた
『あ、先に手洗って？和の風邪がうつったら困るからさ。笑』
松潤だっていくら和より免疫力あっても
風邪引いちゃうのは困るしね
『あーうまそっ！』
弁当を開けると
彩のいいおかずにおにぎりが入ってて
潤『和の分も食べていいよっ』
『ははっ、ありがとな。』
そんな食わねえよ〜、とか言ってみたけど
美味しいから結局は全部食べちゃった。笑
・
・
・
午後の検診も問題なく終えて
雅『じゃあお大事に〜』
まだまだよく寝る和を背中におぶって
車で帰宅した
咳も気になってたけど、ただの風邪だったみたいで
数日で回復したし
まあ、よかったよね。酷くならなくて
今度隠し事したらキレちゃうかもしれないど(笑)和に元気でいてもらえることが大事だし
気をつけるしかないのかな…
End
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ren(プロフ) - なほさん» なほさん、リクエストありがとうございます！少し先になるかもしれませんがちゃんと書かせていただきますので楽しみにしていてください^_^！細かいリクエストなどありましたらまたコメントでもこみゅ~でもどちらでもお待ちしています！ (2018年1月2日 14時) (
レス) id: 39ec198f60 (このIDを非表示/違反報告)
なほ(プロフ) - リクエストお願いします！ニノが家に一人でいて、熱とか頭痛とかで急に体調が悪くなって、でも一人でどんどん不安になって、手当り次第薬を飲んでしまい、オーバードーズみたいになって嘔吐しちゃって倒れてるところを翔くんが見つけるっていうお話お願いします！ (2018年1月2日 10時) (レス) id: a86309a94b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ren
| 作成日時：2017年12月22日 13時
