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翔side
お風呂から上がって、スマホを開くと智くんからメールがきてて、、
智［俺先にみてるから。翔くんは4時間後で］
そろそろ寝るのを見越して今夜のプランが送られてきてた
和の前では話せないしね、、
でも一見普段と変わんないし、体調も落ち着いてるから
そんなに心配いらないのかと思ってたんだけど、、、
それはやっぱり違ったみたい…
・
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智くんに言われた時間にアラームをセットして
俺は隣の部屋で寝てたんだけど、、
ガタガタ地面が揺れる感覚と音で目が覚めて
パッと顔を上げると
和の部屋から明かりがもれていた…
部屋の中から『…だいじょぶ。居るからね、』って智くんの優しい声が聞こえて
そーっと、部屋の扉を開けると
和『んっ、、んくっ、、…んっ…』
和が智くんの腕の中でしゃくりあげるように泣いてて…
智『…ゆっくりね、、怖くないから。』
トントンして落ち着かせようとしてるんだけど
和『んー！！…んっ…』
智『あっ、ダメ。ここにいよ？』
和は立ち上がろうとして、、
どこかに逃げようと必死。
『かず、どうした…？俺たちいるよ？』
俺もそーっと和に近づいていって和の前に膝をついて頬をつたう涙をふいた
和『んっ、、ん、…しょっ、、、ちゃん』
俺を認識した和がゆっくり腕を伸ばしてきた
智『しょうくん？』
智くんもそーっと体を離して和を俺に渡そうとしてくれたから
『おいで、、？』
脇の下に手を入れて和を抱き上げた
泣いたからなのかポカポカしてる体から
ヒクッヒクッって呼吸音が聞こえてきて
こんなにただ理由もなく泣き続ける和も久しぶりで…
ギュッと抱きつつも少し困惑してたら
智くんが電気を少し暗くしたから
俺も和の背中をポンポンしながら眠りに導く…
俺にしがみついてた力が緩んで
苦しそうに泣いてた呼吸音が『スーっ、スーっ』ってなってきたのを確認して
起こさないようにソーっとベットに寝かせた。
智『これね…毎年なの。夜中に起きたと思ったら泣き始めて…』
『そうなんだ…』
和を起こさないようにヒソヒソ声で智くんが俺に教えてくれた
智『夢でも見るのかと思ったけど、和はこのこと次の日には覚えてないみたいだし…どこかに逃げようとして起きたがるんだけど、そんなの怖くてさせられないよ…』
和の頬に残る涙の跡を指でなぞりながら
すごく悲しい顔をする智くん。
和の苦しみを目の当たりにして
きっと智くんも苦しいんだと思う…
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ren(プロフ) - 桂さん» 桂さん、リクエストありがとうございました！楽しんでいただけたみたいでなによりです^_^また何かありましたらお待ちしています！ (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 39ec198f60 (このIDを非表示/違反報告)
桂 - renさん、こんばんは。拒食症気味の和くんとそれを支える翔くんを書いていただき、ありがとうございました。 3人にも優しくされて拒食を克服していく姿が可愛らしくとても微笑ましい感じで嬉しかったです。 (2017年11月10日 20時) (レス) id: cab6509c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ren
| 作成日時：2017年9月30日 23時
