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雅紀side
気温が下がって来たこのごろ
昼に今まで使ってた屋上は
『うわっ、、さっむぅー！』
ドアを開けた瞬間冷たい風が通り抜けて
マジ寒い。
潤『もう今日は教室でいいんじゃね？』
『うん、そろそろ本格的に寒いしね、、』
みんなでゾロゾロと一緒に上がって来た階段をまた降りて
『どっかいい場所ないかな〜』
なんて考えてたら
和がフラーっと俺らが歩いてた集団から抜けて
トイレに入ってった
松潤は比較的前の方で他の友達と喋ってたから気がついてなくて
1人だけ置いてきぼりも寂しいかなと思って
俺もトイレに入ったんだけど
『もう和〜黙って消えたら気づかな…(和『…っぅゔ、、、オエッ、っ、！』
え？？
洗面所に手をついて激しく戻してる、、
『大丈夫？気持ち悪かったの？？』
背中をさすってあげても
和『んっ、、ゔっ、、ぇっ、ん』
帰ってくるのはえずいてる声で…
まだ弁当も食べてないし
吐く量は少ないのに、かなり辛そう、、
翔ちゃんに連絡したほうがいいよね？？
あ、でも携帯職員室に置きっぱだ、、
1人でプチパニックになってたんだけど
和『…はぁっ、はぁっ、、ん…』
和がしばらくして顔を上げてくれた、、
『もうへいき？』
心配で顔を覗き込んだけど
和『ゴメンね、急に…』
ブクブクうがいをして洗い流してるけど、、
『気持ち悪かったの？』
いきなり吐くからビックリした
和『いや…そういうわけじゃなかったんだけど…なんか歩いてたら急に気持ち悪くなっちゃって、、』
『保健室いこう？翔ちゃんにも連絡してあげるからさ』
背中を支えながら連れてこうと思ったんだけど
和『イヤほんとに、大丈夫だから…！むしろ吐いてスッキリしたし！』
いやでも…
和『大丈夫だって〜昨日ハンバーグ食べすぎたんだよきっと』
ニコッて笑うから騙されそうになるけど
ホントに、大丈夫なの？？
・
・
・
潤『あ！もうどこ行ってたんだよー』
教室に戻るとみんなは弁当を広げて食べてて
和『ゴメンゴメン、トイレでゲームしてたら夢中になっちゃって、笑』
うまく誤魔化そうとする和につられて
俺も笑ってみせたけど
あんまり和の箸は進まなかったし
右手で箸を持ってて、、
左利きなのになんで？って思ってたら
しきりに左手をブラブラさせたり、グーパーしたり…
こっそり隣に近づいていって
和にだけ聞こえる声で『痛いの？』って聞いてみれば
『ちょっとだけね？』って、、
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ren(プロフ) - 桂さん» 桂さん、リクエストありがとうございました！楽しんでいただけたみたいでなによりです^_^また何かありましたらお待ちしています！ (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 39ec198f60 (このIDを非表示/違反報告)
桂 - renさん、こんばんは。拒食症気味の和くんとそれを支える翔くんを書いていただき、ありがとうございました。 3人にも優しくされて拒食を克服していく姿が可愛らしくとても微笑ましい感じで嬉しかったです。 (2017年11月10日 20時) (レス) id: cab6509c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ren
| 作成日時：2017年9月30日 23時
