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和side
翔『…あ、おきちゃったね、、』
目を開けたら
翔ちゃんが俺をベットに降ろそうとしてて
俺の背中から腕を抜いて
ブランケットを上からかけてくれた
翔『疲れたでしょ、もう少し寝てていいから』
いつもの病室だけど
気分がいい…
『ううん、、少し起きてたい…』
翔『うん、いいよ。がんばったもんな？』
夢じゃない…
俺があの舞台に立てたこと。
楽しかった、、、
またダメだった…って諦めてたから
うれしくて
いきなり踊れるかな…って心配だったけど
病室にいる間もみんなが送ってくれた練習のビデオとか見てたし
なにより、ステージに立てた時の興奮が勝って
ホントに最高だった、、
終わって欲しくなかったな…
たった7分のダンスに全力を注いで、
みんなが最高の笑顔でいて、
お客さんの歓声がそんな俺たちをつつんで
夢みたいだった
ボーッと天井を見つめたまま余韻に浸ってたら
また瞼が重くなってきて、、
俺ってほんと体力ないな、って笑っちゃうけど
俺の限界を知ってくれてる翔ちゃんがいて、
その温もりがあるからまた安心して目を閉じれるんだ……
・
・
・
『…ず、、…ず？、、かず、おきて！』
心地いい疲労感でグッスリ寝てたら
俺の体を誰かがゆすってる感覚で目が覚めた
『んぅ…？あ、、J、、』
潤『かずっ！！やったぞ俺ら！！優勝したよ！！』
目の前で小さいトロフィーを持ってるJがいて
慌てて飛び起きた
『えっ！！ほんとに！！……っ、ん、、』
潤『うんっ！え、、あ、大丈夫？』
急に起き上がったから少しクラっときちゃったけど
そんな場合じゃない、、
『ん、へいき。それより、、スゴイねこれ、、』
過去の優勝したクラスの名前が刻まれてるトロフィーで
俺らのはまだだけど
俺らも歴史として刻まれるんだね…
潤『一番に報告しようと思って終わってからダッシュで来たんだからな！』
ニカって笑って少し汗をかいてるJがまたカッコよくて
『ありがと、、』
潤『打ち上げはまた後日ってことになったから絶対参加しろよ？』
『もちろんっ』
・
・
・
あとから聞いた話なんだけど
Jは俺のこと最後まで諦めてなかったんだって。
『和は絶対参加するから』って俺の立ち位置も空けといてくれたらしい。
ほんといいヤツ…
面と向かっては恥ずかしくて言えないけど
俺はやっぱJがいなきゃ学校生活も楽しめなかったし
最高の仲間だな…って改めてこの出会いに感謝した…
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ren(プロフ) - 桂さん» 桂さん、リクエストありがとうございました！楽しんでいただけたみたいでなによりです^_^また何かありましたらお待ちしています！ (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 39ec198f60 (このIDを非表示/違反報告)
桂 - renさん、こんばんは。拒食症気味の和くんとそれを支える翔くんを書いていただき、ありがとうございました。 3人にも優しくされて拒食を克服していく姿が可愛らしくとても微笑ましい感じで嬉しかったです。 (2017年11月10日 20時) (レス) id: cab6509c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ren
| 作成日時：2017年9月30日 23時
