＊ ページ38
潤と翔には、ハルからメールで病気のことが知らされた。
2人ともその日のうちにすぐに病院に駆けつけてくれたんだけど
『……マジか…』
『……かず、、くん…』
2人が通されたのはいつもの病室ではなく
厳重に消毒をして、
ガウンにマスクを付けて…やっと入ることのできる・・・ICUだった。
『さっき、、、急に…苦しみ始めて…っ』
和は挿管されて、体からは沢山の管が伸びてる状態
抱き起こすことなんてのは許されなくて
そっとわが子の手を握る事しかできないでいた
『ハルちゃん…ちょっと…』
そこに智が現れて、さっき告知をした部屋まで連れていかれた。
ハルが精神的にも一人で聞くのは難しそう…ってことで潤も付き添って
翔には和のそばに居てもらうことに。
・
『すぐに手術をしたほうがいい。できれば明日の朝イチにでも…』
潤に支えられていたハルは、その場にしゃがみ込んで
『んっ、、っんくっ…、、かずっ…んっ』
ハルの苦しそうに泣く声が響いた。
潤がそっと肩を抱いた
『大野さん…この手術はニノもやったんだよね？』
『うん、、発症してすぐにね…。だから、和もこの手術を乗り越えないと…この先は、、厳しくなる…』
『ハルちゃん、和なら大丈夫だよ！ニノだって乗り越えられたんだから、、ね？俺らで応援してあげよう？』
潤だって、涙でぐちゃぐちゃな顔してるのに
ハルが…自分を責めるように壊れていくのをただ見ていることは出来なかったんだ。
『和なら…きっと大丈夫。大野さんに任せてみよう？』
医学に関する詳しいことは分からなくても
潤にだって、翔にだって
簡単な手術ではないことなんかわかる。
『おおのっ、、さん・・・かずを、、お願いっ、、和を…っ、、たす、けて…？』
『ん、ベストは尽くす…』
医者として、絶対なんて言えないもどかしさが智にだってある。
この子の将来が、この手術次第で大きく変わってしまうのだから。
すぐに翌朝の手術に向けて特別チームが作られて
『ハルちゃん、、これがオペ前最後だから…少し、、抱きしめてあげて？』
術前管理に向けて、面会禁止のICUの個室に入る前に
智がハルに覆いかぶさるようになら、、、抱きしめてもいいと許可を出した
『かず…大丈夫だからね、、』
聞こえてくるのは機械のピコピコいう音だけだけれど
少しでも、、意識が無くても、、わが子に温もりを与えたくて
ハルは和の胸に頬をあてた。
『ママがいるから…まってるからね』
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nkrysu(プロフ) - いつも楽しく小説の方見させていただいています。�，鬟螢�エストしたいと思います。こちらの小説に出てくる嵐さんの関係性が好きで、もっと読みたいなと個人的に思いました＾＾ (2020年8月2日 1時) (
レス) id: 42b1441c9f (このIDを非表示/違反報告)
ぽんきち(プロフ) - いつもお話読ませていただいています。�△鬟螢�エストさせていただきます！個人的には、にのあい推しなのでにのあいが双子だったら嬉しいななんて考えています！ (2020年8月1日 16時) (レス) id: 60a8b99502 (このIDを非表示/違反報告)
nana kun0124(プロフ) - いつも、楽しく拝見させていただいております。どちらも読みたいのですが、ren様の書く家族パロが読んでみたいため、�△鬟螢�エストさせていただきます！ (2020年7月31日 23時) (レス) id: 05fd006556 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりんき(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。renさんのお話どれも大好きです！どちらになっても楽しみですが、新作も気になるので�△魎�望します！更新楽しみにしてます！ (2020年7月31日 23時) (レス) id: 2a6f36912d (このIDを非表示/違反報告)
てい(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！�，�読みたいです。私がrenさんを知ったきっかけのお話で大好きなお話です！楽しみにしています。 (2020年7月15日 9時) (レス) id: 4a096847c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ren
作成日時：2019年7月15日 20時
