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智side
25日の朝
和『んぅ…、』
いつものようにトロンとした目だったけど
微熱の割には機嫌よく起きてくれた和は
和『あっ、サンタさんだ！！！』
枕元のプレゼントにすぐに気がついて
ニコニコ包みを開けはじめた
和『あれ、もういっこある…』
すぐにテーブルの上に置いた箱に目を移した和は
不思議そうな顔をして
和『なんでだろ、、、』
恐る恐る包みを開けはじめた。
ゲームや攻略本なんかじゃない。
本当に欲しいもの…
直接は無理だけど、、これなら…とおもって用意した
和『これ……、、、パパのだ…』
全部は流石に集められなかったけど、、
おれは和に
お父さんが生前、携わった音楽作品をプレゼントした。
これだったら…和が書いてた『パパの音楽を聞きたい』っていう願いを叶えられるかな…と思って。
和『なんで？……なんでだろ、、』
『和がお願いしたんじゃないの？』
和『んーん…、、最初はそうだったけど、、変えたもん…』
パパの音楽はもう聞けないから…ムリだもん…
って
気付いた時には
和はポロポロと泣き出してしまった
和『パパっ…、、んっ、、んくっ…』
お父さんのことを思い出してしまったみたいで
背中を震わせて泣く和を抱きしめた。
『サンタさんは、頑張ってる子のところにしか来ないんだよ？和いっつも頑張ってるから、、きっとよく見ててくれたんだね…』
他の子よりも、大変なことは多いけど
和は逃げずに戦ってるからね…
クリスマスくらい、プレゼント二個もらったっていいよね、、？
和『さんたさんっ、、、すごいね…』
目をゴシゴシこすりながらも、和は笑ってくれた。
『今度パソコン持ってくるから、、少し元気になったら一緒に聞こう？』
まだ入院は続くし、学校へは行けないけれど、、
寂しい想いはなるべくさせたくないようにしなきゃね…
和がサンタさんを信じてくれたのは
この年までだったけど
おれにとっては、一番思い出深くて
忘れられないクリスマスになった。
1人の患者に深入りしすぎだ、って言われたこともあるけど
俺はそれでもよかったんだよね。
この子の病気をを治してあげたいと思ったし
俺にしかできないことってあるのかなって思えたから。
病気の不満も、不安も、ストレスも…
全部受け入れてあげた上で
愛を捧ぎたかったから。
たまーに生意気で、頑固だけど
根は甘えん坊で子犬みたいにかわいいからね。笑
これからも守るよ。ずっと、、ね。
END
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ren(プロフ) - 華架さん» リクエストありがとうございます！では、華架さんのリクエストを書きたいと思います！楽しみにしていてください！(^^) (2018年11月25日 13時) (
レス) id: ceab66f152 (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - nanabouyaさん» コメントありがとうございます(^^)せっかくリクエスト頂いたのですが、特別編は、普段は書かないほのぼの系をお届けしているので今回はお応えすることができそうにありません…申し訳ないです。また、次の機会があればお伺いしたいと思いますので、宜しくお願いします！ (2018年11月25日 13時) (レス) id: ceab66f152 (このIDを非表示/違反報告)
華架(プロフ) - コメント失礼します。特別編のリクエストお願いします。翔先生の健康診断です。今回のお話も、とても面白かったです。時間がギリギリになってしまい、申し訳ないです。 (2018年11月24日 23時) (レス) id: 1891300950 (このIDを非表示/違反報告)
nanabouya(プロフ) - いつも楽しく拝見してます。リクエストお願いします。 翔くんの風邪 と和体調不良の悪化よろしくお願いいたします。 (2018年11月24日 22時) (レス) id: e70304bd4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ren
| 作成日時：2018年10月10日 21時
