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潤side
放課後
教えてもらった病院まで向かったんだけど…
病室には入れてもらえなかった
もっと言うと
和がいたのは普通の病室じゃなくてICUで
俺は入り口の前のベンチで座ってるしかなかった…
そんなに悪いのかな…って
ICUに入るほど悪い病気を持ってるなんて
俺知らなかったから
怖くなって
また会えなくなるかも、って不安になったんだよね
しばらくそこで色んなことを考えながら座っていたら
スタスタ〜ってドクターが俺の方に向かって来て
『せっかく来てくれたのにごめんね、』って
その人も悲しそうに笑ったんだ…
それが今思えばリーダーだったんだけど
『和に友達ができたなんて俺も嬉しい』って優しく笑って
智『……でもね…』
明日は学校には行けないと思う、って
誰よりも悲しい表情をしていた。
俺だって
和の病気のこととか
聞きたかったけど
その時の雰囲気に圧倒されてそんな話はできなくて。
智『和も来てくれたら喜ぶと思うから…』
起きたら連絡する、って言われて
番号を交換した
後から聞いた話だけど
その日は熱で倒れて
病院へ向かっている途中に発作を起こしたらしい…
俺が病院に着いた時には
いくつもの管に繋がれた状態で
俺に見せるのはさすがに酷だって判断だったらしい
リーダーから連絡が来たのは翌日の夕方で
部活もあったけど
俺はすぐに和の元に向かったんだ
ずっと気になってて
母さんも和のことには言葉を濁らせて『身体が弱いからね…』としか言わなかったから…
もしかしたら
みんな和が病気だと知ったら
和から離れて行くって思ったのかもしれない
でも、俺はそんなこと絶対にしないって決めてて…
翌日
和『あ…じゅん…くん…？』
『気分どう…？』
病室であった和は
酸素マスクもしてて、モニターがついてたり
いかにも辛そうなのに
ふわっと笑って
和『もう…だいじょうぶ。きのうも…来てくれたのに…ごめんね、、』
『いやっ、、全然！それより…本当に大丈夫なの？』
和『……？』
キョトンって和が首を傾げて
『あっ、、いや、、その…体のこと…』
和が下を向いて辛そうな目をして
ふふっ、ってはにかんで
和『…おれの心臓はね…不良品なの。生まれた頃からずっと…』
その時に和から
初めて心臓のことも、親のことも、どうして田舎に引っ越したのかも聞いて
『おれ…知らなかった…』
知らないことばっかだ。って
目から自然に涙がこぼれたんだ…
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ren(プロフ) - さっちさん» さっちさん！時間かかってしまってすいません、、でも楽しんでいただけたみたいで良かったです^_^またお待ちしています！ (2018年3月5日 12時) (
レス) id: ceab66f152 (このIDを非表示/違反報告)
さっち(プロフ) - ありがとうございました！！ワクワクしながら読みました！思ったような和くんでした！ (2018年3月4日 9時) (レス) id: c55e3acf80 (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - さっちさん» さっちさん、リクエストありがとうございました！楽しんでいただけたようで嬉しいです^_^またお待ちしています！ (2018年2月25日 12時) (レス) id: ceab66f152 (このIDを非表示/違反報告)
さっち(プロフ) - リクエスト、叶えてくださってありがとうございます。続きも楽しみです。 (2018年2月24日 18時) (レス) id: c55e3acf80 (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - ばンぶうさん» 大好きだなんて言っていただけて嬉しいです！またリクエストありましたらよろしくおねがいします(^-^)これからもばンぶうさんに楽しんでもらえる作品を書けるように頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2018年2月20日 7時) (レス) id: 36e1de201f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ren
| 作成日時：2018年2月15日 8時
