俺はただ、一生懸命に生きる 10 (ページ48)

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翔side

カウンセリングから数日

和の希望もあって

リハビリをもう一段階レベルアップすることになった

それに合わせて

病室ではなくて

リハビリルームで本格的にすることになったから

終わる時間に合わせて迎えに行ったんだけど

岡田『和、もう終わり、それ以上は無理だから』

和『ううん、、もういっかいっ、、』

ちょっとした重りを使った筋トレみたいなことをしてて

岡田『もぅ、笑。じゃあもう一回だけな。それで終わりにするよ？』

岡田くんに手伝ってもらいながら

和『…うぅ、、んっ、、！』

がんばってる

邪魔したくなかったから

入り口で待ってたんだけど

ここからでもわかる

和の額にある大粒の汗

Ｔシャツにも馴染んでるし

だいぶ体は痩せたけど

ちゃんと食べて動かしていけば
元に戻るかな…って

少し安心した。

ラスト一回を終えて

片付け始めた和の元に向かうと

『おつかれさま、』

和『あっ、翔ちゃん！』

『がんばったじゃんっ』

汗をタオルで拭いてあげると

ふふっ、って自慢気。笑

岡田『今日はちょっとやりすぎ。明日筋肉痛で動けなかったら意味ないだろ、笑』

たしかに、笑

和『大丈夫だもん、、！明日は足にすればいいじゃん』

岡田『もう、、笑。そういう問題じゃないんだよ、笑。』

まあやる気ありまくり、みたいな和がおもしろくて

2人のやりとりずっと見てられるね、笑

岡田『病室戻ったらアイシング忘れないで？あとでマッサージしに行くけどそれまでにシャワー浴びさせといてもらえると助かる』

『分かりましたっ、』

シャワーの浴びせ方も習ったし

トイレも

1人ではまだ無理だけど

少しの介助だけで

自分でできるようになってきたから

夜寝るとき以外はオムツも取れることになった

和『ん～、、、冷たい、、、』

『我慢だよ～笑』

使った筋肉はちゃんと冷やさないと次の日に響くからね、、

和『ん～やだ、、、とって…』

リハビリは頑張ってくれてるんだけど

その他の事は苦手っていうか

熱量低め。笑

まあそれに

岡田『あー逃げんなよー！じっとしてて。』

和『んんぅ、、、いたぃっ、、！』

マッサージは一番苦手みたいで

使った筋肉が凝り固まらないように揉みほぐすのが目的らしいんだけど

可動域を広げる目的もあるから

全身伸ばして、揉みほぐされて、、

和『うぅ、、ん、、、』

ずっと唸ってるよ…笑