495 ページ45
和side
下半身に徐々ににじむ生暖かくて気持ち悪い感覚
こんなに恥ずかしくて惨めな姿なのに
じっと寝ることしかできなくて…
悔しくて
勝手にポロポロ涙がこぼれる
体が動かないせいで
こんなに自由を奪われて…
翔『そんなに泣かないの…すぐキレイにしてあげるからね、、』
みんなに迷惑をかけてるもん…
でも翔ちゃんは
嫌な顔１つしないで
処理をしてくれて
翔『ちょっとお腹診せてな、、』
最後にクイって何箇所がお腹を押されて
翔『うん、おっけー』
俺の方を見てニコッと笑った
よかった…今日は溜まってない、、
最近出しても出しきれてないことが多くて
その度にお尻から薬を入れられて
強制的に出さされることが多かったから
自然とちゃんとでてたことには
少し安心した…
でも、、
『んっ、、んんぅ…』
布団まで全部整えてからまたやってきた
不甲斐なさ…
恥ずかしい気持ちも
この体へのイライラも
全部がごっちゃになって
『…んっ、、ん、、、もう…や、、っ』
翔『和はがんばってるよ？体だって、、少しずつ動くようになってる…』
そんなの、、、
ほんとにちょっとだけ…
前みたいには動かないし
なにより…
『いつ、、っ、、まで…』
翔『…ん？』
『いつっ、…なおる、、の？』
山場を超えた、って言われてから
もうだいぶ経ったのに…
動くのは
腕と指が少しと
脚を左右に振ることだけ…
翔『…かず…』
もしこのまま動かないままになったら…
どうしたらいいの……？
翔『……いつ治るかはね、俺にもわからない。でも頑張らないことには何も変わらないんだよ…？』
俺の目を見る翔ちゃんの真剣な目
翔『うまくいかないことばっかりかもしれない…だけど…和の努力はちゃんと報われるよ。だから…またがんばってみよ…？』
翔ちゃんの言葉一言一言が
俺の不安と悔しさで溢れた心を
優しく包んでくれる…
『ん、、っ、、、』
俺のことなんだから
俺が頑張んないと…いけないもんね…
翔『おれね…和が強いって知ってるから…』
大丈夫だもんな、って頭を撫でられて
『っ、、んふっ、、んん』
思わず少し笑顔になれたかも…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 388人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ren
| 作成日時：2018年1月6日 13時
