俺はただ、一生懸命に生きる 10 (ページ37)

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潤side

学校終わりに

相葉くんと病室へ向かう

智『あっ、和、相葉ちゃんと松潤が来てくれたよ』

和のベットサイドで仕事をしてたリーダーが

和に話しかけながらニコってした

雅『あれ、、寝てるの？』

ベットの上の和は

目を閉じていて、リーダーの声にも全く反応しなかった

智『ごめんね、今日が山場みたいだから…
でもここを乗り切れば少しずつまた体も動くと思うからさ』

戸惑う俺たちにも優しく説明してくれた

雅『でも声届いてるよね、きっと！』

ふふん～って笑って

雅『今日も俺が体拭いてあげるからね～』

こんな時でも相葉くんは笑ってる

ポンポンって頭なでて

いこ？って俺を連れ出した

和が寝たきりになってから

お見舞いに来るときに体を拭いてあげるのが俺たちの役目になった

ホットタオルを用意して

智『この管だけ気をつけてね、モニターは外していいよ』

布団を外して

入院着の前を開ける

パジャマだと、いろいろ不便だし

尿カテが入ってるとズボンは履けないから

入院してからはずっとこの簡易着で

普段だったら『やめろやっ！』って恥ずかしいから抵抗するかもしれないけど

今の和はやられるまま、、、

反応がないのは少し悲しいけど

雅『気持ちい？』

相葉くんはそんなのお構いなしに

ペラペラ話しかけてる。笑

ま、でもそのほうがなんだか楽しくて

和の表情だって変わってないのは分かってるけど

でも少しだけ…

笑ってる気がしちゃうんだよね、

相葉くんパワーかな？笑

『さっぱりしたかな、、』

雅『また明日も来るからね～』

全部終わって

また少し和の隣に座って

智『ふふっ、、よかったね和』

みんなで和を囲む

・

・

・

翔『ほんといつもありがとね、』

病院に泊まり込んでる翔くんに洗濯物を渡して

『いえいえっ、明日は何か作って持って来るよ。なにがいい？』

え～申しわけないな、、、

とか言いつつ

翔『オムライスお願いしていい？』

なかなか可愛いリクエスト。笑

『まかせてよ、笑』

和がどんどん痩せてくのも心配だけど

俺は翔くんとかリーダーの健康も心配で

とくに翔くんなんて

ほんと和のことしか頭にないくらいで

自分のことは後回しにするから…

翔『明日は意識も戻るはずだから、』

まあでも

翔『ご飯が食べれるようになったら、ハンバーグ作ってやって？』

そんな翔くんがいて、リーダーがいて

和は支えられてるんだもんね…