俺はただ、一生懸命に生きる 10 (ページ26)

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476 ギランバレー症候群ページ26

翔side

数日前に

和が珍しく自分から『喉痛い』って言ってきてくれた

そんなに辛いのかな…って心配になって

診察してみたんだけど

和『ちょっとだけ…』

なんか変な感じする、って和が訴えてたんだけど

熱も微熱だし

少し腫れてるかな、って程度だったから

様子見かな…と思っていたら

和の嫌な予感は的中しちゃったみたいで

熱がグングン上がったせいで

和『ん…っ、、んん、、』

『つらいよな……、、』

即入院になった…

数時間で

扁桃腺がパンパンに腫れて

水も飲み込めない状態…

抗生剤がちゃんと効いてくるまでの辛抱ってわかってはいるんだけど

ベットの上で辛そうにしてる和を見るのはやっぱり心がいたい

熱が急に上がったせいで

心臓にも負担がかかってるし

和『…っ、、ん、、さむ、、い…』

こんなに熱があるのに

まだ悪感がするのか体を震わせてて

毛布を追加したけど

『んん…、、、』

ツラそうに目をぎゅっと閉じてる、、

『ちょっともう一回熱計らせてね…』

熱を測れば39度近くにまであがってるし、、

扁桃腺の周りにはガーゼを巻いた保冷剤を置いて

なるべく炎症が治るようにしてみてはいるんだけど

熱ですぐ解けるほど…

喉の痛みもそうだけど

頭痛に、悪感に、倦怠感に、

っていろいろとパンチをくらってる…

智『おいら代わるよ、、少し休んで来たら？』

『あ、、ごめん、ありがとう…』

夜も保冷剤とか氷枕とか点滴とかを変えるのに割と忙しくて

ずっと付きっきりで看病をしてるんだけど

智『…苦しそうだね、、、』

『代わってあげたくなるよ…こんなの見てるると…』

眠っていても辛い表情をしてる和にいたたまれなくなる、、

数日間の苦痛、って分かってはいるけど

つい『他の感染症にかかったらどうしよう…』とか考えちゃって

休んでいても

やっぱり頭の中は和のことでいっぱい

・

・

・

雅『ふふっ、、あったかいですか～』

潤『そこは熱くないですかー？じゃないの？笑』

雅『あ、そっか。笑』

翌日には2人がお見舞いに来てくれて

ちょうどホットタオルで体を拭いてあげようと思ってたとこだったから2人にお願いした

汗もたくさんかいてるし

パジャマも交換したかったからね、、

それに

『熱少しだけ下がったかな、、』

38度前半まで下がってくれて

まだまだ辛いかもしれないけど

昨日よりも表情が少しだけ和らいだ感じがする、、