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A視点
最後にきんとき様の部屋に向かった。
青色の扉をノックする。
中からすぐにはーい、と返事が聞こえ、扉を開けると大量の資料と書類とにらめっこするきんとき様がいた。
『きんとき様...？』
声を掛けるとはっとしたかのように私のほうを見る。
kn「ｯ!あ、Aかぁ。」
私だと気づくと、安心したかのように手に持っていた書類をばさっと机に放った。
『5人の様子の確認と、事情聴取を終えました。』
そういうと眉をぴくりと動かすきんとき様。
そして私をじっと見た。
緊迫した空気に変わり、緊張してくる。
大きく息を吸い、5人についての話をし始めた。
kn「......スマイルとシャークんを除く3人が薬を飲まされた...と。」
『ええ。スマイル様とシャークん様のを聞きそびれて申し訳ありません...。』
深く頭を下げると大丈夫だよ、と明るい声のトーンで返してくれた。
頭を上げ、更に続きを話した。
『こちらが飲まされたと思われる薬の袋です。そして...恐らくですが投薬されたのは1人1つ、五感を失う物だと思います。』
きんとき様はふむふむと頷く。
五感が消失する薬なんか聞いた事ないけれど、Nakamu様の嗅覚消失や鼻血Broooock様の味覚消失や声帯の異常。シャークん様の感覚消失。スマイル様の聴力消失。きりやん様の視覚消失。5人の状態を見るとそれとしか思えなかった。多少五感と関係の無い症状もあるが。
kn「五感が失われる薬についてだけど...。俺らも詳しくないから、薬学専門班や、医療班に調査を依頼してみるよ。」
きんとき様の提案に頷く。
最後に机に食事を置いた。
では、と部屋を出ようとすると、呼び止められる。
kn「A！...えーと。明日にはもしかしたらその、調査結果が届いてるかもしれないから明日のいつでもいいから俺の部屋また来てくれない...?」
『わかりました。』
ふふっと笑みを零しながら応えた。
するときんとき様はちょっと頬をピンク色にし、笑った。
kn「じゃ、ありがとう。おやすみ。」
手を振って私を見送ってくれた。
私も手を振り返し、きんとき様の部屋を出た。
1人の少女と、1人の幹部で、大切な友人であり、幹部の仲間である5人を助け出す物語が今、始まった。
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しーく(プロフ) - 焼きおにぎり🍙さん» まじでありがとうございます🙇♀️🙇♀️これからも頑張って書いていきます😊 (2023年3月31日 6時) (
レス) id: 4646592698 (このIDを非表示/違反報告)
焼きおにぎり🍙 - 初コメ失礼します！唐突なのですがとっっってもどストライクすぎる作品です！！( ´ཫ` )陰ながら応援していますっ！ (2023年3月30日 22時) (レス) @page13 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - おもちさん» わわ！！ありがとうございます！！モチベになります✨更新これからもがんばります〜！！ (2023年3月29日 20時) (レス) id: f4f4606efa (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 雰囲気や書き方がすっっっごい好きです!!これからも頑張ってください!!応援してます!! (2023年3月29日 19時) (レス) id: d3ab042376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーく | 作成日時：2023年3月26日 13時
