_episode2 ページ3
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???「んぁ〜…マイクテス、マイクテス……」
???「ン"ン"ッ……やぁキミ達!!楽しみにしていたかい!?
ボクはこのゲームの
幼女のような、青年のような、はたまた老人のような。
そんな声が会場に響く。
アルファと名乗った者は、目に光を灯し、このゲームの開催を待ち望んでいたかの様に、声を昂らせる。
会場がざわめき、周りの者に語り掛けるような独り言を発す者も居れば、ブツブツと周りに聞こえない程度に本音を漏らしている者も居る。
アルファ「し〜っ!静かにしないと、ボクの声が聞こえないでしょ〜!?」
そう、アルファが言ったと同時にアルファ本人で有ろう者の姿が参加者達の目に映った。
目が痛くなるくらいバチバチとしたビビッドピンクのツインテール、
不自然な程右に片寄った前髪、高価そうな白と黒に固められた服。
顔立ちは幼いとも、老けているとも言え、イタズラ好きそうとも、優しそうとも言える、曖昧な雰囲気を纏っている。
さて、話を戻そう。
アルファがそう言うと、会場は段々と静かになった。
アルファ「えっへへっ、キミ達が素直でよかったぁ!」
「このゲームを壊すようなマネしたら、みーんなみんな、殺しちゃうところだったや!」
参加者のほとんどに、鳥肌が立つ。
彼、もしくは彼女を怒らせてはいけない。
そう、肝に銘じていた。
アルファ「んじゃ、ルールを説明するね〜!」
その一言で空気が一変。
先程より、何故か楽に成った気がする。
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作者名:葉月/月のツッキー/陰鸚 x他3人 | 作者ホームページ:No.
作成日時:2022年6月9日 19時