35 ページ35
「先に行っちゃったのかな…」
「マジか…じゃあ俺らも急いでいくか」
「そうだね」
しばらく私たちは屋台と人混みの中を歩くが、なかなか鉄朗たちと会わない。
一体、どこに行ってしまったのだろうか。
私は歩きながら一度鉄朗に電話をかける。
鉄朗はすぐに出てくれた。
「ねえ、今どこにいるの?」
「コンビニの前。ゆっくりでいいから夜久と話してろよ」
「なんだ……迷子かと思ったじゃん」
「悪い悪い。じゃあまた後でな」
「うん、また後で……いたっ!」
後ろから誰かに押され私は倒れそうになる。
たこ焼きは無事だったがスマホを落としてしまった。
私はそれを拾って立ち上がるが、さっきまで隣にいた夜久くんの姿はない。
「夜久くん……?」
私が電話している間にどこかへ行ってしまったのだろうか。
でも、夜久くんに今電話すれば……
スマホの電源ボタンを何回も押すが画面は真っ暗のままだ。
もしかして、さっき落としたせいで壊したんじゃ……
心臓の鼓動が早くなるのがわかる。
どうしよう、今どうすれば……
私は一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
まず、鉄朗のとこに行こう。
私はさっき鉄朗が言った場所まで目指すことにした。
122人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすたそ(プロフ) - 指名手配さん» コメントありがとうございます!これから書きます!待っててください\(^^)/ (2019年1月14日 15時) (レス) id: 4927c314f4 (このIDを非表示/違反報告)
指名手配 - 早く、続きを書いてください!! (2019年1月14日 14時) (レス) id: 5e616b78fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あすたそ | 作成日時:2019年1月8日 20時