検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:64,709 hit

18 ページ18

休憩中は鉄朗とも夜久くんとも喋らず、ずっと他の人と話していた。


あんなことがあったのだから、さすがに2人と話すのには気まずいし自分でもまだもやもやが溜まっている。


夜久くんが、あれを見てどう思ったのだろうか。





「どうしたの?」



「あ……研磨」





珍しく研磨が声をかけてくれる。


多分、相当顔に出ていたんだろう。





「…私の好きな人に、まずいものを見られてしまって……」



「あー……クロが何かしたの?」



「うん。まあ色々ありまして」





研磨はちょっとの言葉だけでも察してくれるからありがたい。


そのせいで私の好きな人もとっくにバレているのだが。





「……大丈夫だよ。ちゃんと話せば夜久くんもわかってくれるんじゃない?」



「うん、ありがとう…」



「まあ……クロにもちゃんと言っておくから」



「ほんと?」



「うん。そうしないとクロもいつまでもだらだらと引きずりそうだしね」



「え?」





意外だ。


鉄朗はそんなことは絶対にないと思っていたのに。





「…クロは、Aが思ってるよりも落ち込んでるし、Aのことを結構想ってるよ。それをあまり本人には見せないみたいだけど」



「そう…なんだ」





知らなかった。


前に夜久くんからもそういう話を聞いたことがあるが、そこまで私のことを考えてくれるとは思っていなかった。


鉄朗……


やっぱり、昨日のことちゃんと聞かなきゃ。

19→←17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あすたそ(プロフ) - 指名手配さん» コメントありがとうございます!これから書きます!待っててください\(^^)/ (2019年1月14日 15時) (レス) id: 4927c314f4 (このIDを非表示/違反報告)
指名手配 - 早く、続きを書いてください!! (2019年1月14日 14時) (レス) id: 5e616b78fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あすたそ | 作成日時:2019年1月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。