【HQ】ずっと、きみだけをあいしてる。

5話 ページ8

「あー落ち着く。Aの髪はさらさらで触り心地いい」



『そ、そうですか…』




徹に頭を撫でられて、手の温度にだんだん眠くなってきた。




「おい、A寝そうだぞ」




「寝ていいよ、はいオヤスミー」





せっかく会えたんだし、まだ寝たくないなぁと思いながらも睡魔には逆らえなかった。


徹の肩に頭を預けて、私は寝てしまった。






.




「変わらないなぁ、Aは」




膝の上で寝息をたてる幼なじみを、心底愛おしそうに及川は眺めた。




俺もAのそばに行く。




「無防備すぎるわ、コイツ」



鼻をつまんでやると、苦しそうに「うぎー」とへんな声を出した。



「安心するとすぐに寝ちゃうんだよねー」



「昔俺らがよく寝かしつけたんだよな」




小3の夏休みに、飼ってた犬が死んだときだっけか。
泣きじゃくって、夜も思い出して泣いて、丸2日寝てなかった。



そしたらAのおかあさん、桜さんが俺たちを呼んだ。


練習で疲れてるところごめんね。でも、ずっと眠れてないみたいなの

って。




駆けつけると、あいつは俺たちに飛びついてきて泣いた。
2人で小さな頭を撫でてやると、安心したように眠った。






その時くらいから俺たちは決めた。
何が何でもこいつを守ると。



＊

みなさんお久しぶりです環です(*☻-☻*)
やっとこさ部活も引退しまして、とうとう受験生です…

占いツクールで小説を書き始めたのも、中3のときで受験生でしたね…
あほか自分勉強しろ…

これから夏休みまでは、ほぼ毎日更新頑張ろうと思います！
よろしくお願いします！

今日はあともうちょい更新します！

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