きみは身代わり。【爆豪勝己】 (ページ5)

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身代わり4 ページ5

「…ふ……あ、」

聞こえるのは微かな息づかいと、私の口から漏れる声。

　
だんだん深くなるキスに頭がとろけそうになる。
　

「…A」

唇が離れた。銀の糸が私たちを繋いでいる。
恥ずかしい。見てられなくなって、彼の首の後ろに腕をまわし、ぎゅっと力を込めた。

　
「あんま煽んなや」

瞼や頬、額に小さくキスを落としながら、着ているTシャツを捲り上げられ、暖かい手が私の体に触れていく。

　
　
触れられたところがさらに熱をもっていく。
　
　

私が力を込めている両腕を優しくほどき、上体を起こすと爆豪くんは自分の着ているタンクトップを無造作に脱いだ。
　

…いや筋肉すご。
コスチュームとかで見慣れてるはずなのに、状況のせいか恥ずかしくて見れない。
　
目を背けるように身を捩った。
　

「オイこっち見ろや」

「むり、恥ずかしい…」

チッ、と舌打ちが聞こえたのも束の間、うなじを舐められた。

　
「ひっ！」

後ろから胸を触られる。優しい手つきに私のあまい声がまた漏れる。
ぷつん、と、胸の拘束も解かれてしまった。

　

さ、さすがイケメンの才能マン…！