【(若干の)番外編】お祭り ページ20
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「…俺らのノリ、怖」
仕事が早く終わり、お互いに急ぎの用事もなかったので、完全に 行っちゃう? のノリで2人でお祭りにやってきた。
「センラさんお祭り好きでしたっけ?」
「そんな好きちゃうけど…Aちゃんと行くのは別かな」
「それはどういう意味ですか?」
センラさんの甘発言に対して照れ隠しに意地悪をすると、「自分で考えろ」とあっさりと返された。リアコ発言をサラッと口にするセンラさんには頭を悩ませてしまう。
沢山屋台が並んでいて歩く度に違う匂いが鼻を擽る。あれも美味しそうこれも…あれも…とよそ見をしているとセンラさんとはぐれそうになる。さすがお祭り、動くだけでも精一杯。上手いこと人を避けて歩くセンラさんと反して私はどんどん人にのめり込まれる。
このままだったらいつかはぐれちゃう!!
咄嗟に私はセンラさんのTシャツの裾を掴んだ。私から握ったくせに、なんだかずっと心臓の鼓動がうるさくてたまらなかった。いつか手を繋げる関係になれたならいいのに、とやっぱり期待の気持ちは止まない。
センラさんのTシャツの裾をギュッと握ったまま一通り歩き、やっと人気が少なくなったという所でセンラさんはやっと私の方を振り向いたので、私は急いでTシャツの裾を離した。
センラさんの目と目が合い、それだけで恥ずかしくなり顔が熱くなる。そして今までずっと裾を掴んでいたことに申し訳なさを感じ、怖くなって目を逸らして下を向いてしまった。
「急にあざといことするやん、いやいつもやけどさ、」
「いつも…?」
「別にええねんそこは、〜〜いや、振り向けへんくてごめん」
眉を下げて苦笑しながら下を向いたセンラさん、いつもと違って余裕なさげで新鮮…
「…かわいすぎて」
突然自意識過剰になってしまったのか「かわいい」と聴こえてしまった。そんなことがあるもんか。ましてやセンラさん。デレなど少ないあのセンラさんが。
「私もずっとキョロキョロしちゃってすみません…」
「ほんまちゃんと俺のこと見ろよなー」
「まぁ掌返しがすごい!!!」
会話が一区切り着いた所でセンラさんは私に向かって手を差し出した。
「今日だけ…手繋ぐ?」
「………離さないでくださいよ」
「そんな意地悪なやつちゃうわ、絶対離さへんよ」
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みみりん(プロフ) - みるくれーぷさん» いえいえ〜!◎ 只今確認してみたら録画が公開されておりました!ミッドナイトの結構序盤の方でお話されておりました…!是非!!(?) (2022年9月17日 3時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ(プロフ) - みみりんさん» ありがとうございます!録画が出たら見てみます! (2022年9月17日 2時) (レス) id: 30587fe9a9 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - みるくれーぷさん» コメントありがとうございます!!昨日(日付的には今日)のセさんの配信になります…!まだ録画が公開されていませんが、危ない発言は無かったと思いますので近いうちに公開されるかと思います…( ; ; ) (2022年9月14日 21時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ(プロフ) - いつも小説を楽しく読ませていただいてます!占ツクの話とはいつの誰の枠か教えていただくことは出来ますでしょうか? (2022年9月14日 19時) (レス) @page22 id: 30587fe9a9 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - きよなさん» わぁ!!!ありがとうございます…嬉しすぎて涙出てきそうです()これからも頑張ります! (2022年8月25日 19時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみりん | 作成日時:2022年7月31日 21時