3 - ねことうさぎと ページ7
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TN「あ、ドヨンア〜」
DY「ヤ〜テン！」
ある日の会社。練習の前にはやくついたわたしはドヨンオッパと会社をお散歩してた。お散歩っていうか、わたしが遠くにある自販機にあるジュースがどうしても飲みたいだけだけど…。
TN「かわい子ちゃんも連れてるの？」
「…こんにちは」
TN「ドヨンの後ろなんか隠れちゃってかわいーね」
DY「かわいいのは当たり前だよ」
きれいな黒髪から覗く切れ長の大きい目がわたしを見つめると、一気に吸い込まれちゃいそうで怖くなった。わたしに顔を近づけて話しかけてくれたからあいさつをしたけど、少し震える手でドヨンオッパの腕を掴む。
TN「ボクたち、似てるって言われてるの知ってた？」
「…？」
DY「ヤー、似てないだろ」
TN「似てるよ！ボクたち、猫みたいって」
DY「いや、うさぎっぽいよ。このかわいい唇とか」
「んむ、」
わたしの横にきて肩を組むテンさんからは、ふわって不思議な香りがした。すごくいい匂いで、でも少し危険な香り。テンさんって感じの。
オッパはわたしの唇を親指でふにふに押すと、ほんとかわいい〜なんてわたしを抱きしめた。廊下のど真ん中なのに、ここ…。
TN「テン、ドヨンアとゾイちゃんのイチャイチャなんて見たくないんだけど！」
DY「じゃあ何しにきたんだよ」
TN「ゾイちゃんと仲良くなりにきたの」
DY「帰って。ゾイはお前のこと嫌いだよきっと」
TN「ね〜ゾイちゃん聞いた？キムドヨンってこういう人なんだよ」
DY「ヤ〜！」
そのあともテンさんとオッパの言い合いは続いて、やっぱり仲良しなんだなあってそれを見つめてた。その日はけっきょくテンさんと少しお話をしてたら練習の時間になってて、オッパと慌てて練習室に入ることに。
お目当てだった遠くの自販機にしかないジュースは買えなかったけど、その分痩せたと思えばいいよねって、ジャニオッパに話したら笑われた。それ以上痩せないでって、テイルオッパはご飯を今度作ってくれるみたい。楽しみだな〜。
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作者名：ノエ
| 作成日時：2022年6月4日 22時
