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Jisung side
JM「うわあ〜そんなこともあったね」
JN「懐かしいよね」
JS「ヘチャニヒョンにそんな最低なことされたのに、ヌナはどうしてヘチャニヒョンと仲良くしてるんですか？」
CL「本当にね」
「あのときはきっとヘチャンくんもそういう時期だったんだよ」
RJ「そういう時期…」
CL「ヌナも同い歳なのに？」
「うん？」
RJ「あれはただ…ヘチャンがAの良さも分かんない馬鹿だったんだよ」
ヌナも僕たちもデビューして、少し落ち着いた頃。すごく昔のことみたいに話すヌナたちだけど、割とそんなに昔の話じゃない。
デビューする前に、ジェノヒョンとジェミニヒョンと会社の角でぶつかったって話は、僕たちのファン…そう、シズニも知ってる話。シズニってまだ慣れないな、僕にファンがいるってこともまだ慣れてないのに…。
はじめての男女混合グループとして話題を呼んだ僕たち。NCTというグループは、ただのグループじゃなくてメンバーもユニットも数に制限がないなんて、メンバーの僕が聞いてもよく分からない難しくて新しいグループ。
そんなNCTの紅一点、Aヌナ。
天然で、言うことはふわふわしてて可愛いのに、纏う独特の雰囲気と、ほんのすこしの色気を持つヌナはまだまだ赤ちゃんだと言われる僕には早いんじゃないかと思う。今だって、見つめる僕に気づいたヌナが チソンくん？って首を傾げるだけでアタフタしちゃう。
TY「ここにいたの？」
「テヨンオッパ！」
会社の練習室から少し離れた休憩スペースみたいなところで話してた僕らのところに、ヌナを迎えに来たのはテヨンイヒョンだった。イリチル先輩のファンだというチョンロは、僕の横できらきらした眼差しをテヨンイヒョンに向けてる。
TY「探したんだよ？急にいなくなっちゃうんだから…」
「久しぶりにドリムのみんなとお話したの」
ソファに座るヌナの隣に立ったテヨンイヒョンの手を握って楽しそうに話すヌナは、さっきまで美しかった顔が途端に妹みたいな可愛い顔になってる。またね、と僕たちに手を振って歩いていくヒョンとヌナの後ろ姿。ヌナのあんな顔、きっとテヨンイヒョンしか引き出せないんだろうな。
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作者名：ノエ
| 作成日時：2022年6月4日 22時
