Zoe (ページ14)

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Haechan side

HC「ジョンウヒョン、Aから離れて」

JW「やだ」

HC「離れて」

JW「やだ」

俺のAなのに。ムカつく。

BOSSのステージを終えてから、会社でも宿舎でもAにはジョンウヒョンが引っ付くようになった。ムカつく。

JW「あいぐ〜、今日はおくちピンク色なの！」

「んむ〜… 触ったら色ついちゃうよ」

JW「いいの！僕の口につける！」

Aをうしろから抱きしめて顔だけうしろに向かせてるジョンウヒョン… かわいい顔して実は普通に変態なの知ってるんだからな。俺には分かるんだからな。

宿舎のソファでそんなふうにイチャつくAとジョンウヒョン。ドリムのスケジュールを終えて癒されようと思ってるんるんで帰ってきたのに、なんで5階のここに10階のジョンウヒョンが来てるわけ？

ドヨンイヒョンとテヨンイヒョンにどうにかしてよって目で伝えるけどふたりとも嫉妬してるだけでなんにもしない。部屋に戻ってジャニヒョンにそれを伝えたら、ジョンウはデビューステージ頑張ったからね、Aは別に俺たちから離れてくわけじゃないからね。と宥められた。ムカつく！

JY「2日前かな？ヘチャンとマークがドリムの方のでいなかった時に、BOSSのデビューステージをここで見たんだよ」

JY「Aが食べたいって言ったジャジャン麺デリバリーして皆でね。10階メンバーもここに来て」

HC「俺も見たかったんだけど？」

JY「ごめん。でもそのくらい突然決まったことで…。見てたら急にドヨンアがこの時ビックリしたんだよーって」

HC「？」

聞けば、ステージ袖で不安で泣いたジョンウヒョンを見てAも泣いたなんて、俺の知らなかった話で。

JY「Aって泣かないわけじゃないけど、ああいう場所では絶対に泣かないと思ってたから」

HC「うん」

JY「多分自分と重なる部分があったんだと思うんだけどね、不安とか緊張とかそういうのに潰されそうだったから、ジョンウにも同じものを感じたって言ってたよ」

練習の時から気にかけて水渡したり一緒残ったりしてたみたい、聞いた？うちのマンネがそんな気も遣えるような素敵なレディーになったなんて… と笑うジャニヒョン。

少し寂しいけど、Aにだけは甘い最強の同い歳だから、今はジョンウヒョンに譲ってあげよう。俺って大人になったな。マクヒョン、褒めてよ俺のこと！

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