Zoe (ページ11)

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Jisung side

HC「なにこの大量のお菓子…しかも全部良いとこのじゃん」

CL「ジェノヒョンが持って帰ってきたの」

MK「ワオ…本当？」

JN「うん。正確にはAのだけど」

練習終わり、久しぶりにこっちの宿舎に来たヘチャニヒョンとマクヒョンはキッチンに置かれた大量の高級お菓子たちに目を光らせた。

ジェノヒョンの手によってこの宿舎に運ばれたそれは、本当はヌナのものらしい。スタッフさんに貰ったんだけど食べないからドリムのみんなで食べて、と渡されたんだとか。

HC「てかジェノこっちの宿舎来てたの？」

JN「うん」

HC「本当？俺なんで会わなかったんだろ」

JN「Aの部屋だったからじゃない？」

HC「は？！俺だけが入れるんだぞあそこは！」

RJ「誰がいつから決めたんだよそんなの」

CL「ほんとにね。ヌナを傷つけたくせにね」

俺のAなのに！と暴れるヘチャニヒョンに、ヌナがくれたお菓子を食べながらヘチャニヒョンの地雷を自ら踏んでいくチョンロ…。マクヒョンはめちゃくちゃ笑ってて、ヘチャニヒョンはや〜チョンロ、こっち来いって手をクイクイさせてる。

HC「Aの部屋で何したの。マクヒョンですら入れないんだよ」

MK「ヤー！俺は正直、まだ若干、Aとは緊張するんだよ」

CL「マクヒョンかわいいー！」

アニ…って口篭るマクヒョン、本当に僕たちの長男なのかな？

HC「マクヒョンはまだ思春期なんだよ。未だにAのお風呂上がりとか寝起きとかに見慣れてない」

MK「でも正直、あの子は本当に…ちょっとセクシーで」

CL「マクヒョン本当に高校生みたい」

RJ「チソンアですらAに慣れてきたのに」

でも正直、僕もマクヒョンの気持ちはよく分かるから。気まずいとか不仲とか言われてるふたりが、もっと仲良くなれればいいんだけどなあ。

途端、重なったいくつもの通知音。全員顔を見合わせて、紫色のアイコンのアプリをタップする。

Zoe今なにしてますか〜みなさん

Zoe今日は個人のスケジュールで早めに帰ってきたんですが、ヘチャンくんもマクオッパもいないので宿舎にひとり…

Zoeさびしいからみんないろいろ送ってください

HC「俺用事思い出したから帰るわ！じゃ！」

MK「俺もなんかマネヒョンに呼ばれて…」

男7人、みんなヌナのbubbleを取っていて。気まずいなんて言われてるマクヒョンですらしっかり…。

やっぱりヌナは、僕たちの大事な女の子なんだ。

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