Zoe (ページ35)

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Jisung side

HC「Aがいちばん好きなのは〜？」

「ろんじゅんくん！」

HC「違うでしょ。今俺の番じゃん。俺だよ」

「ん？へちゃんくん？」

HC「そ。よくできました〜」

ヘチャニヒョンにべったり抱きついてるヌナ。あのあと少し残ったお酒を飲んだヌナはそれだけで顔が真っ赤になって、そこからロンジュニヒョンとヘチャニヒョンが色んなのを試しに飲ませたらこうなった。

ゆっくり話すヌナの言葉はなんだかカタコトで目がとろんとしてる。ヘチャニヒョンはさっきからヌナのほっぺをむにむにしたり間違えてロンジュニヒョンを呼んじゃうヌナの口を塞いだり好き放題。

RJ「次俺ね。退けヘチャナ」

HC「無理。Aちゃんが俺のシャツ掴んで離さねえもん」

RJ「いいから。ほらA〜、大好きなロンジュンくんが来たよ〜」

「ろんじゅ、くん？」

RJ「そ。…わ、危な」

HC「今のはアウト。離れて」

隣に座ったロンジュニヒョンに抱きついた拍子にキス、しようとしたヌナ。さすがにアウトで、黙って見てたジェノヒョンもジュース飲んで僕の隣にいたジェミニヒョンも立ち上がった。

JM「もうダメA。こっち来て」

「え？なんでダメなの〜？」

JN「ダメじゃないよ。こっちおいで、ほら」

「わ〜、ジェノくんおっきいね」

ヌナの前に立って、ヌナを立ち上がらせたジェノヒョン。おおきいね〜なんてジェノヒョンのことを見上げる目は熱を持ってうるうるしてる。

「ねむい」

JM「普通に今日練習あったのか！」

「ん、」

JN「乗って、俺の部屋行こ」

HC「は、ジェノ、Aと寝る気？」

JN「どうせ明日オフでしょ、ヘチャンもロンジュンも酒入ってるからダメだし」

RJ「ヘチャンじゃないんだから流石に手出さねえよ」

ヌナが眠いと言い出してから、ロンジュニヒョンとヘチャニヒョンの言い合いを横目に、ヌナを背負って部屋に行ったジェノヒョン。ジェミニヒョンがついて行って、今リビングには僕とヒョンふたり。

HC「ジェノずりー。俺もAと寝たい」

RJ「お前はいつも一緒に寝てるようなもんだろ」

HC「酔ってんのはレアじゃん。俺初めて見たし。絶対一緒寝たらちゅーできたのに」

悔しい気持ちをかき消すようにお酒を飲むヘチャニヒョン。この人、そんなに強くないはずなのにこんなにグイグイ飲んで平気なのかな。

明日の朝が楽しみだな。僕が成人したら、ヌナとお酒を飲みたい。酔いが醒めても、ヌナの弟なのに変わりはないけど。