13 - 酔いが醒めたら ページ33
.
「お邪魔します」
JN「持つよ。入って」
RJ「久しぶりだなー。ヘチャンは？」
「お久しぶり！ヘチャンくんは今来るよ」
ドアを開けたらもう既に賑やかなドリムの宿舎。手に持っていたお酒はサラッとジェノくんが持ってくれて、わざわざ玄関まで出てきてくれたロンジュンくん。
今日はコンゴンズで飲み会なんだって。わたしはお酒飲めないからジュース飲むだけなんだけどね。
HC「Aちゃ〜ん！なんで俺のこと置いてくの！」
「ジェヒョンオッパが先降りてなーって言ってくれたから…」
JM「ヘチャナ、Aから離れて」
JS「そうです。いつも一緒にいるんだから」
HC「無理。Aちゃんは俺がいないとなんもできないんだよ」
JN「俺が面倒見るからいいよ。ね？A」
「うん？… 手洗ってきてもいい？」
JS「ヌナ、こっちです」
「わ、チソンくん！久しぶりだね」
仲良いヘチャンくんたちのお話がよくわからなくて、ジェノくんに名前を呼ばれたからとりあえず返事をしておいた。外から来たから手を洗いたくて。でもドリムの宿舎の造りがあんまり分からなくて困ってると、うしろからチソンくんがわたしの手を引いて洗面所まで連れていってくれた。手を引かれるがままにチソンくんについていく。
「今の髪色すごく似合ってる、ずっと伝えたかったの」
JS「ほ、ほんとですか…？ あ、ヌナ、裾」
「あ！ごめんね」
ご丁寧に水まで出してくれたチソンくんの隣で手を洗う。鏡に映ったチソンくんに、そういえば今の髪色すごくかっこいいと思ってたなって思い出して伝えたら、照れたように笑った。かわいい。
わたしの捲ったお洋服の袖がだんだん落ちてきちゃったみたいで、上から被さるようにチソンくんが直してくれてるんだけど、すごく近くて、なんていうか。かわいいってさっきまで思ってたのに、こうやって近くにいると、すごく男の人って感じで、
JS「…ヌナ？」
「チ、ソンくん、」
RJ「お前らなにしてんの…？」
俯いてたら耳元でチソンくんの声がして、顔を上げたら鏡越しに目が合った。わたしの顔は真っ赤で、すごくはずかしくて。いつのまにかうしろから聞こえたロンジュンくんの声に慌てて離れた。
HC「なにやらしーことしてくれてんの、チソンア」
ヘチャンくんの謎な説教は無視して、ふたりでジュース飲もうねって指切りげんまんした。今日はジュースも特別にアリにしたから、いっぱい楽しみたい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1773人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノエ
| 作成日時：2022年6月4日 22時
