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JH「ラブショットしようか？」
「ラ、ラブショットですか？」
JH「うん」
ヘチャンくんが出した指令のせいで気まずい空気はもっと気まずくなっていく一方。今はお茶を飲むだけなのにラブショットをすることになって、腕と腕をお互いに近づける。
「…ッガ、ゴホッ、ゴホッ」
気まずくて、近い距離にあるオッパの顔に耐えられなくて色々考えながら飲んでたら変なところに入ったみたいで盛大に噎せた。
止まらない咳に涙が出てきて、噎せてるわたしをみてすごく笑ってるオッパ、と離れたところから聞こえてくるほどのヘチャンくんの笑い声。
恥ずかしくて顔を逸らす。最悪、ただでさえ気まずいのにこんな笑われるのも恥ずかしいし、ヘチャンくんぜったい許さない。
片耳から聞こえてくるテヨンオッパの 大丈夫？ああ今すぐ駆けつけたいよ…なんて呟きがずっとわたしの心の支えになってる。
気まずいとか気まずくないとか話して、同じグループなのにあんまり話さないのはいつもヘチャンくんがくっついてるからだよねとか宿舎の階が違うからだよね、とか。
JH「食べさせてあげる。あー」
「…ん、美味しいです」
目の前に差し出されたクッキーは、緊張して気まずくて味なんてしないんじゃないかと思ったけどそうでもなかった。甘くて美味しい。
JH「一緒に写真撮ろう」
「いいですね」
オッパのスマホで写真を撮って、わたしのスマホでも撮って。あれ、はじめてふたりのセルカだっけ？ってなったけど、BOSSのときに撮った気がする…気のせいかな？
TY『イリチルで一番好きな年下はわたしですか？って』
「オッパ、そんなの言えないよ、わたし、」
TY『大丈夫！僕なら聞かれなくてもゾイって答えるから！』
「イ、イリチルで一番好きな年下は、わたしですか？」
JH「もちろん」
お互いに質問をして答えたり褒め合ったりするんだけど、これ、本当に恥ずかしい。ロンジュンくんはこれを乗り越えたんだと思うとすごく尊敬する。と同時に、全然悪くないはずのヘチャンくんとテヨンオッパにはすこしむかつく。悪くないけどね。
でもジェヒョンオッパと仲良くなれたような気がして良かった、と思うけど…こう思ってるのって、わたしだけかな？
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作者名：ノエ
| 作成日時：2022年6月4日 22時
