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「はぁ…ッはぁ…はぁー…げほっ……」
「Aさん、お疲れ様です…」
「は…ぁ……谷地…さん…すみません…」
一応頑張ってみたものの、いつも部屋に引きこもって絵ばかり描いている私にはやっぱり体力のたの字も無かったらしく、
早々に離脱して体育館の端に移動すれば、谷地さんがもうそれはそれは申し訳なさそうにこちらへ駆け寄ってくれた。
「はぁ、ッ……、何回…でした？？先生に報告行かなきゃなので……」
「あ、そうですよね…すみません気が利かなくて。13回でした、埋まってきますね……」
待って、何故その思考回路に陥った？？
埋まらないでくださいね。と、一応谷地さんに伝えてから先生の元へ行く。
はい、何回だったー？？と聞かれたため、谷地さんが数えてくれていた回数をそのまま伝えると、何故かギョッとしてこちらを向かれた。
正直、もう立ってるのもしんどいくらいに疲労困憊だから絡まれたく無いんですが……
「Aさん、真面目にやった？？」
「はい、」
「真面目にやったんだとしてこの結果ならそれはそれで問題なんだけど、」
でたよ。なんで大人は子供には体力がありあまってると思ってんの？？
適当に当たり障り無い返事を返して谷地さんの元へと戻って隣に座ると、大袈裟に肩を揺らした谷地さんは驚いた様子でこちらを振り返った。
………そんな驚く？？
「えっと、なんかごめんなさい…、？？」
「アッ…ごめんなさいぃぃ！！ちが！くはないんですが…びっくりして！！」
「あ、うん。そうなんですね…」
別に怒っているわけでもないのに、慌てて謝罪の言葉を並べる谷地さんが少し面白くて、思わず笑ってしまうと、ぽかん…と不思議そうな顔をした谷地さんは、
私に釣られるようにしてみるみる笑顔へと変わっていった。
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モノクロ(プロフ) - えむおーいーさん» 初めまして〜、ありがとうございます！よろしければ二人の行く末を見届けてあげてください〜！ (3月25日 17時) (
レス) id: 28a2493194 (このIDを非表示/違反報告)
えむおーいー(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します〜！読みやすくてとても面白いです！！これからも応援してます〜！！🥰 (3月25日 17時) (レス) id: d028db39a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モノクロ | 作成日時：2024年3月19日 21時
