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「はい、今配ったのが入部希望書だから、無くさないようにしてくださいね」
「先生ー、部活の掛け持ちってOKなんですかー？」
「えぇっと、、今はまだダメだけど、入部から半月…えっと、役二週間経ったら＿＿＿＿＿＿」
校内説明が終わって、教室に戻ると時間が余ったのか、明日話をする予定だったらしい部活動に関しての話を先生がし始めた。
たこちゃんから大まかな話はさっき聞いたし、私は掛け持ちとか絶対やることないしな、と思って話を聞くのを早々に辞めては机に顔を伏せて目を閉じた。
… … …
「ぁ、あの…！Aさんー…」
「ん……？」
「ぇ、えっと…先生に言われて！」
どうやらそのままの体制で寝ていたらしく、多分同じクラスの女の子に起こされた。何故かものすごいオドオドしているけど、悪い子ではなさそうだ。メガネだし。
だるいなぁ、なんて思いながらも、教卓前に居るであろう担任に目を向けてみれば、黒板に座席表であろうものが書かれている。
え、こんな入学早々に席替え…、？
「AAさん、君の席勝手に決めちゃったんだけど…」
「どこでも変わらないので大丈夫です。」
「あ、そっか…そうだよね、うん。」
どこか申し訳なさそうにこちらへ、謝罪してくる担任であろう男に若干の苛立ちを覚えながら返事して、黒板を頼りに自身の席まで移動する。
……うちのクラス、Aって二人いんの？
なんでフルネームで描かれてるんだろう。と思って黒板全体をよく見てみれば、同姓の…名前的に多分男の子であろうクラスメイトの名を見つけた。
……だから先生、さっき私のことフルネームで呼んだのか。
鞄を持って自分の席まで移動すると、何故か隣の席の男子に少し怯えたような目で見られた。
え、私何かしたっけ？？
「え、えっと…、よろしく…ね？？」
「あ……はい。よろしくお願いします。」
「は、はい…はは……」
前の席の男子デカいなー、授業中黒板見えるかな。板書遅れそうで嫌だなぁ。なんて思っていると、横から声が聞こえてきたため、慌ててそちらへ顔を向けてはにこりと笑顔を作って挨拶を返した。
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モノクロ(プロフ) - えむおーいーさん» 初めまして〜、ありがとうございます！よろしければ二人の行く末を見届けてあげてください〜！ (3月25日 17時) (
レス) id: 28a2493194 (このIDを非表示/違反報告)
えむおーいー(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します〜！読みやすくてとても面白いです！！これからも応援してます〜！！🥰 (3月25日 17時) (レス) id: d028db39a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モノクロ | 作成日時：2024年3月19日 21時
