すとぷりの酒豪お姉さん4

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ななもり「ごめんね。俺も体調悪いとか言ったら、ゆにちゃん負担増えるかなって…」

「……なーくんの優しいところ大好きだけど、なんでも大丈夫って言うとこはちょっとムカつく」

ななもり「はい……ごめんなさい」

「ん。……わたしも頼らないで怒らせたことあるし、これでおあいこね」

ななもり「ゆにちゃん……」

「はいじゃあ寝る！これから熱上がるかもなんだからちゃんと体あっためてね！」

ななもり「うん。ありがと、ゆにちゃん」

「ううん。なーくんもたくさん動いてくれてありがとね。おやすみ」

ななもり「ん、おやすみ」


毛布の上からぽんぽんと軽く叩いて、目を閉じたのを確認してから寝室を出た。

リビングにいる3人はトランプの神経衰弱をはじめたらしい。いつになく真剣な顔であっちをめくりこっちをめくり、と遊んでいた。小学生かな。


「ジェルくん体調どう？」

ジェル「全然平気！なんなら熱下がったかも」

「ほんと？よかった」

るぅと「ゆにこちゃんのど飴ちょうだい」

莉犬「あ！俺もー」

「はいはい」


はちみつレモンのホットドリンクを人数分つくって、のど飴と一緒にそれも出す。喉にいいし体もぽかぽかあったまるしおいしいし、いいことずくめだよほんとこれ。


るぅと「なんかすごいいっぱい種類ある」

莉犬「ほんとだー」

ジェル「俺いちごのど飴にしよ」

「るぅちゃん喉痛いならマヌカハニーいいよ」

るぅと「ほんと？じゃあそうしよ」

莉犬「俺キンカン！」

ジェル「のど飴代表やん」

「代表w」


フルーツのど飴からミント系、はちみつ系、いろいろ集めて瓶に詰めるのが結構好き。だからいろんな種類が入ってる。

まあね、これでもわたし歌い手だからね。のど飴結構舐めるんだよね。

その後ななさところが起きてくることもなく、4人でトランプで遊んでるうちに夕方になっていた。そろそろ夕飯の支度しないと。


「鍋にしよう」


簡単だし大人数で食べられるし野菜摂れるし消化にいいし。うん決まり。

ざっくざっくと野菜を切っては鍋に入れ、具材を切っては鍋に入れ。くつくつと煮立った頃に寝ていた3人が起きてきた。うん、顔色もよさそう。


「3人とも着替えて汗拭いてきてね。終わったらみんなでお鍋食べよう！」


今日一日、まるっきり看病で終わっちゃったなぁ……ほんとにお母さん化してた気がする。完全にお母さん。

そして翌日、わたしがダウンしましたとさ。知ってた。



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リクありがとうございました！


　

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