すとぷりの酒豪お姉さん4

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ジェルside



「おねむさんですかー？」

「……んや寝ない、寝たらもったいない」

「なにがだよwww」

「ゆにちゃんに甘えられるん今だけやもん」

「えーかわいいー」


あはは、って緩く笑う声が近い。ゆにちゃんの、このちょうどいい甘さの声が好きすぎる。癒される。


「そういやいつかさぁ、もうハグ最後にするとか言ってなかったっけ？w」

「……今それ言わんでいいやん」

「んふwじゃあジェルくんとは今回が最後かぁ〜」

「…」

「wwwめっちゃ不満そうな顔するじゃんwww」

「うん不満」

「いや言い出しっぺwww」


いやあれ後悔してんねん、って言うと、これでもかってくらい笑われた。笑いすぎやろ。


「まあゆにちゃんとしても？ジェルくんとのハグなくなっちゃうのは寂しかったりするんで？取り消しても」

「えっ取り消す」

「はっやwww」

「取り消す」

「わかったからwww」

「好き」

「好きしか言わんじゃんw」


困ったように笑われて、本気やでって迫る気も失せる。いやまあ迫ったりしないけど。

ぎゅーっと腕に力を込めて抱きしめたら、痛い痛い！ってけらけら笑った。


「あー、今日ゆにちゃんのハンバーグ食べたいなぁ」

「ハンバーグいいねぇ」

「つくって」

「いいよ〜」

「やったー」

「あ、でもひき肉ないから買いに行かないと」

「俺も行く」

「すぐ帰ってくるよ？」

「行く」

「かわいい〜じゃあ一緒に行こっか〜」

「お母さん……」

「誰がやねんwww」


買い物に行こうと動くゆにちゃんを、もうちょっとこのまま、と止める。

ときめくどころか、少女漫画かよwwwって笑うあたりがゆにちゃんらしい。いやちょっとくらいときめいてほしいけど。


　：


「待って！？俺の全然空気抜けてへんやんwww」

「俵www」

「俵wwwやべぇwww」

「ねえ待ってわたしのクマちゃん耳もげてるwww」

「グ口www」

「あっ……」

「え？w」

「ハートが……」

「あっ……」


一緒にハンバーグつくって、焼いてるうちに形も何もかもめちゃくちゃになったりして、2人でつくったすとぷりラブ♡って意味のハートも真っ二つに割れたりして。

おかしくなって2人でげらげら笑った。


「形やばいけど味最高」

「っぱゆにバーグなんだよなぁ〜www」

「っぱそうなんよな〜www」


ただただ甘やかされんのも幸せだけど、こうやって2人で爆笑してんのもやっぱ幸せだなぁ、とか思ったり。



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リクありがとうございました！
ぼちぼちゆにこBD書かねば……


　

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