すとぷりの酒豪お姉さん3

＊ころちゃんと ページ7

ころんside



明日デートしよ！って昨日ゆにこちゃんからLINEが来て、よくわかんないけどデートすることになりました。

で、ゆにこちゃんが僕んちに迎えに来てくれたんだけど。


「ころちゃんお誕生日おめでと〜！！」

「まあ明日なんですけどね」

「だぁってこのあと実家帰ったり配信したりいろいろ忙しいでしょ？だから今日にしたんじゃん」

「べつにわざわざ祝ってくんなくてもさぁ〜」

「なにそれー！素直にさぁ、ありがとうゆにこちゃん♡好き♡とか言えないの？」

「僕そんなん言ったことねぇよwww」

「だから言ってほしいんじゃん」

「ありがとうゆにこちゃん♡好き♡」

「わ〜！かわいい〜！」

「バカにしてんのかwww」


してないよ〜！ってけらけら笑うゆにこちゃん。今日は一段とおしゃれしてる、気がする。

青のサマーニット着てくれてんのはあれかな、僕のイメージカラーだから？


「で？今日なにすんの」

「デート！」

「それは昨日言ってたからわかってるよw」

「とりあえずさ〜、世間の20代カップルみたいなデートしたいなーって」

「世間の20代カップルどんなデートしてんの？」

「知らん」

「ふざけんなよwww」

「てかころちゃん朝ごはん食べた？」

「まだー」

「んじゃブランチ行こ！お気に入りのカフェあんの」


カフェでブランチとかリア充じゃん……って思ったけど、そういえばゆにこちゃんリア充の人だった。

ゆにこちゃんのお気に入りらしいおしゃれなカフェに入って、軽めにしよって言うからサンドイッチを頼む。ゆにこちゃんはホットサンドにしてた。


「食べたらどうすんの？僕今日完全にゆにこちゃん任せなんだけどw」

「あ全然いーよ！わたしもそのつもりでいたし」

「まじ？じゃあ行くとこ決まってんの？」

「うん！岩盤浴！」

「岩盤浴！？w」

「そう！レコーディングとかリハとか動画撮ったり編集したりさ、ころちゃん疲れてるかなーって。だから岩盤浴してすっきりしよう！みたいな？」


岩盤浴はさすがに予想の斜め上だし、世間の20代カップルみたいなデートしたいって言ってなかったっけ？w


「まあ単純にわたしが行きたいだけなんだけど」

「なんなんだよwww」

「ころちゃんだったら付き合ってくれるかなーって」

「まあ……べつにいいけど」

「んふふ、ありがと」

「……ねえなにその顔w」

「んー？ころちゃんかわいいなーって♡」

「うっぜぇwww」

「照れちゃってぇ〜♡」

「もー！そういうとこがやなの！w」


　

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