すとぷりの酒豪お姉さん2

2 ページ5

.



「てかなに、まだ買ってないじゃん」

「あ、うん。レジはまだ」

「待ってもうよくない？どんだけ飲むのwww」

「え？みんな飲むでしょ？」

「にしたって多すぎだろw」


おっも！って笑いながらカゴを持ってくれるころちゃん。優しい……かわいい……


「肉まん食べたい」

「買えば？」

「半分こする？」

「いーねー」

「じゃあころちゃんの奢りで」

「なんでだよwww」


ころちゃんと話しながら、コンビニの外をちら見する。暗くてなんにも見えないや。


「ころちゃん」

「なに？」

「外に誰かいた？」

「誰かって？」

「……んーん、なんでもない！あ、ねえアイス買ってこ、るぅちゃんに！」

「え？えー、まぁたるぅとくん贔屓する〜」

「じゃあころちゃんにはストロングゼロ買ったるわ」

「いらねぇwww」

「飲めよぉ」

「ねえほんとだるいwww」


お酒とかお菓子とかアイスとかたくさん買って、コンビニなのに3袋分にもなってしまった。さすがに買いすぎ。

ころちゃんの両手とわたしの左手に袋があって、右手には肉まん。半分こって言ってたけどころちゃん持てないじゃんねこれ。


「はいころちゃん、あーん」

「あー」

「ど？」

「あっふいwww」

「んふwww」

「……んめー、ひさびさ食べた」

「わたしも〜」


コンビニからころちゃんちに向かいながら、後ろに神経を集中させる。さすがに振り向くのはね、なんか怪しいじゃん。

人の気配は感じなくて、内心ものすごくホッとした。

考えなしにころちゃん呼んじゃったけど、ころちゃんの家がバレるわけにもいかないしね。


「ゆにこちゃん？」

「うん？」

「……や、もうひと口」

「はいどーぞ」

「あー」

「んふふ、かわいいwちっちゃい子みたい」

「うるへーw」

「はい、最後のひと口〜」

「あ」

「……いっっった！！えっ！？指噛まないで！？www」

「それはまじでごめんwww」


これからみんなに会えるのは嬉しいけど、あさってまたあの人に会うのかと思うとなぁ……気が重いなぁ。


「ちょ待って、いい加減指ちぎれそう！ゆにこちゃんまじで買いすぎ！」

「それはほんとごめん」


家着くまでにころちゃんの指ちぎれちゃったらどうしよう。ごめんすぎる。



-----
続編公開してまだ数時間ですが、最高19位までいきました嬉しい限りです。

今回はぼちぼち↑こんな感じのシリアスめなお話も入れていこうかなって思ってます。夢界隈あるあるですね、夢主のピンチ。

酒豪2もよろしくです〜！


　

愛してるゲーム→←ころちゃんと

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す