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莉犬side
「莉犬!?大丈夫!?」
「……へっ?」
ドンドンとお風呂のドアを叩かれて目が覚めた。
…………ん?目が覚めた???
「え……まさか……夢……?」
「莉犬〜っ!?」
「あっ、あ大丈夫!なんか俺寝てた!ごめん!」
「寝てたぁ!?ええ危ないよ〜…眠いなら早く上がって寝ちゃいなね?」
「うん、ありがと〜」
「……ほんとに大丈夫?」
「だぁいじょぶだってwもうすぐ上がるー」
「ん、わかった」
脱衣所からゆにちゃんが離れる足音を聞きながら、はぁぁぁぁ……とそれはもう大きな大きなため息をついた。
いや待って。やばくね俺。
いくら疲れてたと言えど、いくらゆにちゃんちと言えど!ゆにちゃんが風呂入ってこようとする夢見るとか!いやもうダメでしょ!なんか!なんかたぶんコンプライアンス的に!!
「りーいーちゃぁーん!?」
「だいじょうぶー!!」
俺これどんな顔してゆにちゃんとこ戻ればいいの???
:
「ただいま〜」
「おかえり〜」
俺と入れ違いでゆにちゃんが風呂に入ったおかげで、なんとか冷静になれた。気がする。
「パピコ食べるよね?」
「うん!食べるー!」
「ほいイチゴオレ」
「やった〜!ゆにちゃんチョコ?」
「そ〜」
やばい超暑い、って言いながら、ソファーにぐだっともたれかかる。髪の毛から俺と同じ甘い匂いがして、やっぱりちょっとキュンとした。
そういえばゆにちゃんって、絶対髪乾かしてから脱衣所出るんだよね……漫画とかでよくあるじゃん、濡れた髪にドキッみたいな展開。なったことないからね。
「ひと口ちょうだい」
「ん」
「ん〜!まい!んじゃはい、莉犬もひと口」
「あー」
ちゅーっと吸って、甘さとほろ苦さにうまー!って頰が緩む。それを見てにっこにこのゆにちゃんが、間接キスだね!って中学生みたいなことを言い出した。
「ねえもうやめてw」
「いいじゃん。こういうのでキャーキャー騒いでた時代に戻りたいなって」
「なに?お風呂でなんかあった?w」
「あれわたし病んでんのかな?w」
ゆにちゃんがけらけら笑って、これ食べたら寝るかぁーって伸びをした。
ら、パジャマの裾から白い腹、が、
「〜〜っゆにちゃんセクハラ!!!!」
「えっ!?えっ!?!?」
「腹見せんな!!」
「えっごめ、ええっ!?そんな怒る!?」
白くて薄いのに柔らかそうで、てかなに女の子のへそってあんなかわいいの???え?
混乱しすぎてこのあと死んだように寝た。
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もも(プロフ) - ゆずさん» コメントありがとうございます!夜眠れてるようで安心しました…!(笑)手紙についていたものですが、作中で言及するのは…と思いしていませんでした。でもわかりにくかったですね;簡単に言えば、男性のアレです。○液です……気持ち悪いですよねごめんなさい;;; (2019年10月8日 10時) (レス) id: 4c734af3d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 結局手紙には何がついてたんですか??気になりすぎて夜しか眠れません (2019年10月7日 16時) (レス) id: a3af942d1f (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 吹雪蘭丸2さん» 待ってくださいかわいすぎて笑いましたwすみません。紛らわしいわたしが悪いんですほんとごめんなさい!しばしお待ちを……! (2019年6月25日 22時) (レス) id: 4c734af3d5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 吹雪蘭丸2さん» ごめんなさい、前回のコメント気がつかなくて遅くなっちゃいました…!すみませんTTT絵描かれるんですね、すごいです……わたしも描けるようになりたい() リクエストの内容大丈夫でしたか?よかったですTTTありがとうございます好きです……またぜひ送ってください! (2019年6月25日 21時) (レス) id: 4c734af3d5 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪蘭丸2(プロフ) - 思いっきり間違えました。恥ずかしすぎる間違いをしました。ももさん、みつきさんすみませんでした。。うちがお題箱に書いたことと同じだったのでうちに返信したものだと思い込んでしまいました。恥ずい (2019年6月25日 21時) (レス) id: cab636fc5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2019年5月20日 9時